青森県は自然風土に関わっている土地として知られているので、ごほうやながいも・にんじんなど多くの野菜が出荷されています。青森県産の野菜は質が良いと口コミも高く、わざわざ県外から仕入れるという業者も多いです。
今回は、青森県でおすすめの業務野菜卸の業者を紹介します。青森県で野菜卸の業者を探している方、青森県の野菜を仕入れたいという飲食店や小売店は参考にしてみてください。
青森県で野菜卸を利用する際の注意点や選ぶコツは?
最初に、青森県で野菜卸を利用する際の注意点やコツを紹介していきます。まず青森県内で配達を希望する場合は、配達エリアの確認から行っていきましょう。配達エリアの送料、営業日、取り扱っている野菜の種類など基本的な部分から希望の業者を探すのが大事です。
1つに絞るのもおすすめですが、野菜や季節に合わせていくつかの業者を掛け持ちするのもおすすめです。希望の野菜卸の業者が見つかったら、サイト・アプリなどどの方法で連絡ができるかを調べます。仕入れる量や野菜の種類によっては対応していない野菜卸もあるので、事前に相談が必要です。
青森県で仕入れる際におすすめの野菜は?
ここでは、青森県で仕入れる際におすすめの野菜を紹介します。業者によって全国に配達できる地域もあるので、青森県の野菜を求めている方にもおすすめです。旬や品種を知っておくと便利なので目を通してみてください。
青森県といえば知名度の高い「りんご」
青森県といえば最初に浮かぶのが、知名度の高いりんごです。青森県では50種類以上の品種が栽培されています。「ジョナゴールド」や「紅玉」「ふじ」などの赤いりんご、「王林」や「トキ」などの青りんごなど多くの品種が人気です。
りんごによって、味や収穫期間、販売期間が変わるので欲しいりんごの品種の販売期間をチェックしておくことが大事です。夏場の8月から9月までに販売されるのが「みきライフ」や「つがる」、10月以降が「ジョナゴールド」などです。
料理に使用する場合は、りんごの食感や特徴を知っておくと便利です。りんごの種類の選び方が分からないという場合は、ソムリエのいる市場に出向くのもおすすめです。
料理の味付けに欠かせない「ニンニク」
青森の寒暖差で作られているニンニクは、ほかのニンニクよりも風味が強く美味しいと言われています。日本一の生産量で、国内出荷量の7割を占めているため、県外からもニンニクを仕入れる方が多いです。また、サイズが大きいので1個で多くの料理に使用できる点も魅力的です。
青森では、ブランドニンニクとして「福地ホワイト六方種」を生産しており、粒が大きいのが特徴です。また、9月中旬から10月中旬には「生ニンニク」が人気です。ニンニクを乾燥させる前に食べられるもので香りが強いだけでなく、みずみずしいので食べやすく、料理にも使いやすいという点が魅力です。
生にんにくは、食べられる期間が短いものなので人気が高いです。
青森が全国で出荷量がNO.1と言われている「ながいも」
「ながいも」は、青森が全国で出荷量・生産量ともにトップクラスを記録している野菜です。秋に収穫できるものと貼るに収穫できるものの2種類があります。青森では、生産量が多いため低温貯蔵庫が整備されていることが多く品質の高いながいもが仕入れられます。
すりおろしてとろろにして食べたり、切って梅と和えたりなど、料理を支えてくれるのがながいもの特徴です。ポテトのかわりに使う方も多いので、料理店でも多く使用されています。お好み焼きやたこ焼きに入れることで、もちもちとした食感を出すことが出来るのもやまいもの役目です。
皮の表面がなめらかだったり、切り口が綺麗な白色だったりするものは良いながいもが多いです。
寒い地域を活かして栽培されている「初雪たけ」
なめこの突然変異とも言われている「初雪たけ」は、青森の寒い地域を活かして栽培されています。昭和50年に発見されており、まだ歴史の浅い野菜です。見た目はかなり白く、なめこのように使用できます。鍋に入れたりスープに入れたりなど、汁物と組み合わせて使うと食べやすいです。
野菜卸では、きのこを多く取り扱っている業者も多いので、青森の特産品を求めるなら合わせて仕入れてみてくださいね。
青森県で仕入れる際におすすめの野菜卸の業者は?
ここでは、青森県で仕入れる際におすすめの野菜卸の業者を紹介します。野菜の出荷量が多い県なので、ほかの県よりも多くの野菜卸の業者が存在します。自分の仕入れたい条件や野菜の種類に合わせて選んでみましょう。
青森のりんごの取扱いが全国で1位の「弘果弘前中央青果株式会社」
青果市場として知られる「弘果弘前中央青果株式会社」は、青森県のりんごを多く取り扱っており、全国で1位を記録しています。全国の生産量の20%のりんごを取り扱っていて、中央卸売市場だけでなく量販店にも下ろしています。
価格の形成にもこだわっていて、高すぎず品質の良いものを求めている方にもおすすめです。りんごのほかにも地域の地場野菜を多く取り扱っているので、地元の野菜を一緒に仕入れることが可能です。
環境に対する取り組みも積極的に行っており、ハローキティとのコラボ商品の売り上げを寄付するなども実地しています。また、CO2の削減に取り組みもあり、エコにも優しい野菜卸の業者です。
トマトを中心に仕入れることができる「株式会社興農あおもり」
「株式会社興農あおもり」は、マルトマトやミニトマトなど、トマトを中心に仕入れることができる会社です。各生産者からコンテナで入荷をし、何度も検品をしながら出荷していくので鮮度の高いトマトの仕入れが可能です。
また、ミニトマトのブランド品種である「アイコ」が人気が高く、栽培にこだわっている点が魅力です。トマトのあま味・うま味・酸味のバランスが揃っており、肥料・水量にも注意して栽培しています。トマトの仕入れに困ったら、相談してみるのもおすすめです。
食品メーカーや外食産業に配給を行う「有限会社マルト有馬」
四季に合わせて旬の野菜を仕入れており、食品メーカーや外食産業に配給を行っているのが「有限会社マルト有馬」です。会社の社員全員が食品衛生責任者講習を終了しており、知識が豊富なスタッフが揃っている点が魅力です。
鮮度管理にも力を入れているので、国内産の鮮度の高い商品を優先して仕入れることができます。また、加工野菜の仕入れもできるので、洗ってある野菜・皮むき野菜・カット野菜・スライス野菜など、好みの一時処理を注文できます。ゴミを減らしたり、人件費の削減ができたりする点も愛されています。
原産地表示を徹底しているため、原産地をしっかり知りたいという方にもおすすめです。地元の地域社会にも貢献している企業なので、地元で愛されている企業としても評価が高いです。
まとめ
今回は、青森県でおすすめの業者用野菜卸や野菜卸の選び方やコツ、おすすめの野菜を紹介しました。青森県は、北海道のように土地や寒さを活かして野菜を多く出荷しています。同じ野菜でも栄養価が高かったり、うまみが増しているものが多かったりするので良いものを仕入れたい方にもおすすめです。
仕入れる量や仕入れる野菜に合わせて、野菜卸の業者を使い分けると市場が休みのときにも困りません。青森県で野菜卸の業者を探している方は、今回の記事を参考にしてみてください。