2023年9月猛暑で野菜が高騰!にんじん、トマトは平年の1.5倍高

関東圏は連続真夏日が60日を超えに 関西圏とともに9月の過去最高を更新しました。その影響で野菜の生育不良、日焼けでついに価格高騰しています。飲食店の仕入れ担当者とって大打撃となっていますので、今回は直近の野菜の価格動向と、価格を抑えて仕入れる方法についてご紹介しています。

 

9/18週野菜価格動向

・ほうれん草:1012円(111%)
・じゃがいも:132円(99%)

・だいこん:160円(147%)

・にんじん:254円(176%)

・きゅうり:335円(101%)
・ピーマン:611円(142%)

・たまねぎ:107円(105%)
・さといも:314円(91%)

・はくさい:77円(72%)

・きゃべつ:85円(91%)

・トマト:787円(175%)

・レタス:175円(81%)

・ねぎ:608円(139%)

・なす:374円(96%)

こちらは農林水産省で毎週更新されている東京都中央卸売市場の価格になります。単位は(kg/円) 比較は平年比を表しています。ご覧の通り、にんじん・トマト・ピーマン・ねぎなどが平年より高くなっています。一時は高騰していた葉物のきゃべつやレタスは価格が収まってきましたね。次項で野菜価格が高騰する理由について詳細をご紹介致します。

 

猛暑での野菜価格高騰の仕組み

猛暑以外でも長雨などの天候不良によって野菜の生育、収穫状況が大きく変化することが価格が高騰する理由の原因としてよく発生します。今年のように真夏日が連続して猛暑を超える酷暑による高温や干ばつでも、生育が悪くなり値上がりは起こります。夜間でも気温が下がらないため、生育が悪くなったり、日に当たりすぎて日焼け・変色して売り物にならなくなったり、さらに輸送中においても高温の場合は輸送途中に野菜が痛んでしまうことが挙げられます。 

また、長雨などで日照不足になった際はさらに深刻です。レタスやキャベツなど葉物野菜などは根腐れして収穫量が落ちてしまいます。例えば、レタスの産地として有名な長野県の場合、平年の7月の降水量134.4mm、日照時間が168.8時間です。日照不足となった年は、降水量が平年の2.2倍、日照時間が平年の32%になりました。こういった長雨と日照不足が、全国的に広がると野菜が軒並み値上がりしてしまいます。

雨が降らないで炎天下でも葉に水分がいきわたらずダメになり、豪雨では水没したりしてダメになり、曇りでも日照不足でダメになる。野菜は自然の影響が非常に大きいので、天候のニュースをキャッチした際は仕入れ先をしっかり確保することが飲食店にとって生命線だと言えます。

 

飲食店仕入れ担当者の野菜高騰の解決法

飲食店経営者、仕入れ担当者の方にとって今回のような野菜高騰時は、仕入れコストが増加してしまい、経営を圧迫してしまいます。ぜひ、業務用野菜卸をご活用ください。

業務用野菜卸は、卸業者から様々な野菜をまとめて仕入れることが可能です。卸業者は農家や農協などから野菜を仕入れているので集約機能も持っています。業務用野菜卸は、集約昨日を使って大量に仕入れる代わりに1点あたりの野菜価格を抑えることが可能であり、ここから調達することが仕入れコストを抑える秘訣です。この点が業務用野菜卸の大きなメリットです。もちろん、仕入れ業者によって値段は変わってきますが、野菜を安く仕入れたいなら業務用野菜卸がオススメです。

さらに、全国津々浦々の卸売市場、農協、農家さんと日々やり取りしているので通常は手に入らないような種類、ブランド野菜など野菜の目利きとしても信頼できますので活用しない手はないでしょう。

 

以上、野菜の価格が高騰する理由をご紹介致しました。飲食店にとって安定供給と適正価格での調達は生命線とも言えます。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の中央卸売市場から最安値を比較して、最寄から仕入れることができるお手伝いをしております。野菜の価格高騰のような厳しい環境でも、お役に立てる情報があるかと思いますので、ぜひご覧いただければ幸いです。