2023年6月鳥取砂丘でらっきょうの生産が盛んなの知ってる?

らっきょうは産地によって微妙なズレはありますが、らっきょうの旬は5~7月。 出荷の最盛期は6月になりますので、今まさに1番らっきょうが旬でお安く美味しく調達できる時期なのです。今回は旬でシャキシャキと美味しいらっきょうについてご紹介しています。

 

らっきょうの生産ランキング

らっきょうの生産量の日本一は鳥取県で、全国シェアは29.1%。生産量1位の鳥取県、2位の鹿児島県、3位宮崎県の3県あわせて、国内生産量の約74%を生産しています。

 

鳥取県でらっきょうの生産が盛んになった理由は、江戸時代までさかのぼります。 参勤交代のとき小石川薬園より持ち帰ったといわれています。 らっきょうは生命力が旺盛なため、砂丘地でも育つということから、少数の農家で自家用として栽培されていました。このため、鳥取県や千葉県といった砂丘地域で生産が盛んな傾向があります。

砂丘地域は一般的に排水性がよく、水はけが良い特徴が栽培には適した環境とされています。また、砂地は日照量も豊富であり、らっきょうの生育にとって重要な要素です。逆に、らっきょうは湿度に弱く、根腐れや害虫のリスクが高まってしまいますのでこの点においても砂丘地域が生産の環境として適しているということがあります。

鳥取砂丘に隣接する福部町は「砂丘らっきょう」としてご当地グルメで有名です。福部町で栽培されているのは、大玉で細長い形をした「らくだ系」という品種が中心ですが、その他、北栄町では小玉で丸い「玉系」らっきょうも栽培されています。

 

 

らっきょうの品種は?

日本全だけでも一般的な品種や代表的な品種を考慮すると、数十種以上のらっきょうの品種が存在すると言われています。これらの品種は、形状、大きさ、風味、辛味、収穫時期などの要素において異なる特徴を持っています。中国や韓国、台湾でもらっきょうは食べられるため、かなりの品種が存在する事になります。

また、若採りのらっきょうはエシャロットとして用いられることも多いのはご存知でしょうか?以前に当ブログでもご紹介していますので、ご興味ある方はご覧になってみてくださいね。

細かい分類には言及せず一般的に大きく分類すると、らっきょうの品種は、大別して大球種と小球種に分けられます。大球種の代表品種は「らくだ」小球種は「玉らっきょう」で、「らくだ」が市場流通の主流となっています。

らっきょうの旬は5~6月。らっきょうが市場に流通する期間は、この期間に限定されます。主要産地は鳥取県や鹿児島県、宮崎県で、若どりらっきょうの「エシャレット」は、茨城県や静岡県などとなっています。

 

旬のらっきょうの栄養は?

らっきょうは以下の栄養価が豊富です。

糖質:主に果糖やグルコースで、エネルギー源となります。

食物繊維:腸内環境を整えたり、便秘の予防・改善に役立ちます。

ビタミンB1:糖質の代謝に必要なビタミンで、エネルギー代謝に関わります。

ビタミンB2:細胞の代謝に必要なビタミンで、肌や粘膜の健康維持に役立ちます。

ビタミンC:免疫力を高める作用があります。

ポリフェノール:抗酸化作用があり、老化や生活習慣病の予防に役立ちます。

また、らっきょうには、アリシンという成分が含まれています。アリシンには、抗菌作用や血圧降下効果があるとされています。このアリシンである硫化アリルの含有量ではにんにくやたまねぎに劣るものの、他の野菜と比べても十分な含有量があります。ビタミンB1やB2、食物繊維については、他の野菜と比べても十分な含有量があると言えます。

 

正に旬を迎えているこの時期に美味しく、調達しやすいらっきょうをメニュー提案にいかがでしょうか?

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