春から夏にかけてはレタスが旬になりますので、色鮮やかで歯切れが良いレタスを楽しむことができますよね。サラダやサンドイッチで主役となる春のレタスなら、ずっしりと重みがあり、厚くしっかりとした葉はシャキシャキ。みずみずしく濃いうまみが広がります。ビニル、温室栽培で年中調達できるようになったレタスですが、旬のおいしさと価格の魅力を知っていただくことをお勧めします。今回はその中でもめずらしい茎レタスについてご紹介しています。
茎レタスって何?
茎レタスとは、レタスの品種の一つで、茎の部分が肥大化した野菜です。通常の葉レタスと比較すると、茎レタスは茎が太くて肉厚で、葉は小さめで硬めです。茎レタスは、葉レタスと同じくサラダやサンドイッチの具材として使われますが、茎の部分は独特の食感があり、シャキシャキとした食感が特徴です。日本では、サンサーラやミズナといった品種としても扱われています。
茎レタスは、一般的に春から初夏にかけてが旬とされています。この時期には、茎が太くて肉厚で、甘みが強く、シャキシャキとした食感があります。また、葉が小さめで硬めなため、食感に加えて歯ごたえもあり、とても美味しく食べられます。
茎レタスは、葉レタスと比べると日持ちがしやすく、保存性にも優れています。そのため、八百屋の店頭では比較的長期間販売されています。
また、茎レタスは若干ですが、通常の葉レタスよりも栄養価が高く、さらに、少ないカロリーで満腹感が得られるので、ダイエットにもおすすめです。
茎レタスは、生食やサラダ以外にも、炒め物やスープ、鍋料理にも使える汎用性の高い野菜です。そのため、飲食店のメニュー提案で旬の野菜として魅力的であると言えます。
通常のレタスと何がちがうの?
茎レタスは、通常の葉レタスと比較すると、茎の部分が肥大化して太く、肉厚になっています。また、葉は小さめで硬めで、茎と同様にシャキシャキとした食感があります。
茎レタスの特徴は、茎が食べられることです。茎には、葉に含まれる以上に食物繊維やビタミンC、カリウムなどが含まれています。そのため、葉と一緒に食べることで、より栄養価の高い食材になります。
また、葉レタスと比較すると、茎レタスは日持ちがしやすく、保存性に優れています。そのため、家庭での保存や、飲食店などでの調理にも向いています。
ただし、茎レタスは肉厚であるため、通常の葉レタスよりも土などが残っている場合がありますので、食べる前によく洗ってから調理するようにしましょう。
茎レタスと通常の葉レタスの栄養価には、若干の違いがあります。
茎レタスは、葉レタスと比較して茎の部分に多くの栄養素が含まれていることが特徴です。例えば、茎レタスにはビタミンCやカリウム、食物繊維、カルシウム、鉄、マグネシウム、葉酸、ビタミンKなどの栄養素が豊富に含まれています。
一方、通常の葉レタスは、ビタミンAやビタミンK、鉄、カルシウム、食物繊維などが豊富に含まれています。
茎レタスと葉レタスとで、栄養素の含有量には差がありますが、どちらも栄養価が高く、健康に良いとされています。茎レタスは、茎部分に含まれる栄養素が多いため、葉と一緒に食べることで、よりバランスの良い食事になります。
茎レタスの主要な栄養素
・ビタミンC:10mg
・ビタミンK:60μg
・ビタミンA:3μg
・カリウム:280mg
・カルシウム:35mg
・鉄:0.6mg
・マグネシウム:13mg
100gあたりには以上のような栄養素が含まれています。特に優れて多く含まれているのはカリウムとビタミンKになります。
カリウム:茎レタスはキャベツやほうれん草といった一般的な葉物野菜と比べてカリウムが豊富に含まれています。カリウムは、体内の水分バランスを調整するほか、筋肉や心臓の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。
ビタミンK:茎レタスはビタミンKが豊富に含まれています。ビタミンKは、血液凝固や骨の健康維持に重要な役割を果たす栄養素です。
また、茎の部分を食べることができますので、茎レタスは食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、便通を促進するほか、腸内環境を整えたり、コレステロール値を下げたりするなどの効果があります。
茎レタスは日本国内では主な生産地は未だなく、埼玉県や青森県、山形県など東北を中心とした地域で比較的盛んに生産されています。調達の際は、ぜひ業務用野菜卸を活用されると効率よく調達できるかと思います。弊社アジアインタートレードでは、ご紹介した生産地から遠い場所のお客様でも全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。