2023年4月たけのこ(筍)にブランドがあるの知ってる?

4月から5月で旬の野菜といえばたけのこがありますよね。そして、名前の通り竹の生育期間のほんの僅かな期間だけ収穫できるのがたけのこです。たけのことして食べられるのは芽が出始めてから1週間から10日程だけですので、非常に貴重ですよね。旬の4月がすぎて5月6月になればもう立派な竹になってしまいます。今回はこんなたけのこについてご紹介しています。

 

たけのこの旬、魅力について

たけのこは春季限定の旬の食材で、旬は、4月から6月にかけてです。この時期に収穫されたたけのこは、甘味があり、食感も良く、最も美味しい状態で食べることができます。

たけのこは低カロリーであり、ダイエットに適しているような栄養も豊富な野菜です。食物繊維が豊富で、腸内環境の改善や便秘解消に効果があり、カリウムが豊富で、高血圧の予防・改善に効果があります。また、ビタミンB1やB2が豊富で、疲労回復や美肌効果があります。

 

しかし、たけのこは生のまま食べると、カンニング剤を含んでいることがあるため、加熱してから食べる必要がありますし、食べ過ぎると、消化不良や下痢の原因になることがあるので注意しましょう。

 

たけのこの栄養価

・食物繊維:約1.6g/100g

・ビタミンB1:約0.14mg/100g

・ビタミンB2:約0.10mg/100g

・ビタミンC:約4mg/100g

・カリウム:約230mg/100g

例えば、代表的な野菜であるほうれん草、にんじん、キャベツなどと比較すると若干100g当たりの栄養価は劣っていますが、糖質が低いというメリットがあります。肉やその他の野菜、煮物など様々な料理とも相性が良いので、ぜひ旬の野菜のたけのこレシピを取り入れてみてくださいね。

 

たけのこの産地

・生産量1位 福岡県(28.3%)

・生産量2位 鹿児島県(24.9%)

・生産量3位 熊本県(11.0%)

3県あわせて、国内生産量の約64%を生産のシェアがあります。

なぜ福岡県でたけのこ生産が盛んかと言うと、江戸時代からたけのこの栽培が行われてきました。そのため、地域特有の品種の開発や、栽培技術の改良が進んできました。また、近年では、地元の農家が協力してブランド野菜の開発や販売を行うなど行われています。

さらに、たけのこは、春先に地下から芽を出して成長するため、気温や湿度に影響されやすく、福岡県の気候条件には適しているとされています。丘陵地帯が多く、山腹に向かって斜面が続いている地域があって、たけのこの栽培に必要な水はけや排水性が良好で、栽培に適した土壌が形成されているところが全国No.1の生産地の理由になります。

 

ブランドたけのこって何?

うきはたけのこ:福岡県うきは市で生産されるたけのこで、春の寒暖差が大きく、肥沃な土地で育てられています。長さが長く、食感がしっかりしているのが特徴で、春先から初夏にかけての旬の時期に出荷されます。

かわせみたけのこ:福岡県糟屋郡で生産されるたけのこで、品種は「久留米たけのこ」と呼ばれています。木の根元から採れるため、長い部分と太い部分があるのが特徴で、その形状が川に生息するセミに似ていることから「かわせみ」という名前が付けられました。

ひごたけのこ:福岡県日田市で生産されるたけのこで、品種は「日田たけのこ」と呼ばれています。春先の寒暖差が大きく、肥沃な土地で栽培され、甘みがあり、食感が良いのが特徴です。

全国トップ生産の福岡県では以上のようなブランドたけのこに取り組んでいます。また、北海道では十勝産たけのこ、東北地方の奥州たけのこ、茨城や栃木で盛んな関東たけのこ、奈良、和歌山で生産されている紀州たけのこ、その他全国にもブランド野菜は多数存在しています。

 

以上のように全国津々浦々のブランド野菜、また旬のたけのこと出会うためには野菜卸をご活用いただくことをオススメいたします。

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