2022年9月大型台風で野菜値上げが加速!野菜高騰時の対策とは?

過去最強クラスの台風14号は温帯低気圧に変わりましたが、関東地方では継続して雨風が続いていますし、九州では一部で道路が崩壊したほか、8万戸以上で停電が続くなど台風の影響が続いています。今年の9月は連続して日本周辺で台風が毎週のように発生しているので農作物の影響、物流に影響が出て野菜価格が高騰し始めています。今回は野菜高騰の仕組み、対策についてご紹介しています。

 

野菜価格と台風の影響

野菜の価格は、一般的に降水量や気温、台風などの天候の影響を受け、大きな変動をすることがよくあります。例えば直近では2020年、長雨と日照不足によって野菜の生育がうまくいかず、野菜の高騰が起こりました。

7〜8月の野菜価格が高騰し、例年に見ない高騰として様々なメディアで取り上げられていました。レタスやキャベツ、タマネギが例年の1.5倍の価格になったのが記憶に新しい方もいらっしゃるのではないでしょうか?

現在ですと、秋冬野菜になる白菜、にんじんなどが台風の影響で水害になり、田畑の排水ができず生育不良になってしまうことが考えられます。地域によって甚大な台風被害を受けた作物は種のまきなおしや、苗の植え替えが必要になってくる。これから気温が下がっていく時期だけに生育状態も悪くなり、全体的な生産量は落ち込む可能性が出ています。

また、秋冬野菜だけでなく夏野菜にも分類されるレタス、キャベツ、ピーマンといった野菜ではハウス栽培のが半分以下、露地ものが7割から8割ほど直近の卸売市場への流通が減っているということです。一時的な野菜高騰と、秋冬野菜の継続的な割高については今年、対策が必要となっています。

 

野菜高騰時の対策とは

●業務用野菜卸

業務用食品卸では、野菜だけでなく果物や、魚など幅広く扱っていることが多いです。野菜の仕入れを検討していたけれど、その他の食材の良い調達先としての情報が見つかることがあります。サービスについても加工しやすいようにカット野菜の状態で卸サービスをしていたり、B品野菜を格安で販売していたり様々なサービスを行っていますのできっと発見がありますよ。また、業務用食品卸は業者によって、得意な食品、野菜、地域が違いますので、複数の業者を調べていくことで最良の業者とのお取引を探してみてください。

●冷凍野菜、カット野菜

冷凍野菜は1年で最もおいしい旬の時季に収穫して加工。その野菜のおいしさを保ったまま、長期保存としています。安定した収穫と供給を行うために大規模な専用農場で栽培されていますので、価格が安定しています。今回の天候などの要因で不作になれば野菜価格が高騰するので、冷凍野菜が割安になります。カット野菜については、価格安定のために様々な産地の野菜を混ぜたり、通常のホール野菜として見た目が不揃いで出荷できない野菜を活用したりすることで価格を抑えているので安定しやすいメリットがあります。

また、調達価格だけではなく、冷凍野菜とカット野菜は、下処理済みですので野菜をカットした際のゴミ、ロスや無駄が出にくいというコスト面でも飲食店など経営の場合は非常にメリットになります。

●ブランド野菜、高級野菜

野菜全体が価格高騰していますので、コストが高くなったとしても、あえて高級野菜や有名産地の野菜を仕入れることで、付加価値があって宣伝効果になることもあります。昨今は健康ブームで、国産の安心安全や素材について重要視している方が非常に増えて敏感になっていますので、作り手の顔が見えることで、野菜の安全性をアピールし、ブランド野菜を使った料理や食品の安全性まで強調することが、プラスになることもあると思います。現在はネットを活用すれば全国の生産者とお取引の交渉をすることが可能な時代ですので、新たな路線として検討してみるのも良いのではないでしょうか。

 

今回は、台風影響での野菜高騰についてご紹介しました。弊社アジアインタートレードでも全国100以上の卸売市場から最安値でお取引できる取組を行っていますのでお役に立てる情報があるかと思います。ぜひ下のリンクボタンから弊社の業務用野菜卸のご紹介ページをご覧いただければ幸いです