物価上昇の2022年少しでも安く野菜を調達できる方法があれば知りたいですよね。実は野菜には、スーパーなどで買い物をしていると気づくことがほとんどありませんが、野菜と果物にはランク付けがされています。スーパーなどで表示してることがほとんどないため知らない方は多いと思いますが、この野菜のランクを知っていると野菜を安く調達するヒントになりますので今回は野菜のランク付けについてご紹介しています。
野菜の等級、階級について
野菜や果物には『等級』と『階級』という2つの規格でランク付けがされています。このランク付けについて知ることが仕入れのコツの第1歩です。
野菜、果物のランク付けは色や形など見栄えの良さを表わしていますが、これらの基準は生産地の農協や品目ごとに異なり、統一されていません。『等級』は形、色、味などを格付けしたもので、『階級』は大きさを格付けしたものになっています。『等級』では、特・秀・優・良といった名前でランク付けされたり、A~Cや特秀・特選というものがあります。『階級』はL・M・Sと大きさをランク付けされています。等級も高く階級も高い果物や野菜は、質もよく大きい物ということになり、お中元などの贈答用に重宝する高級果物の場合は、化粧箱などにこの等級や階級が表記されていることが多いです。
野菜のランク付けについて
上記のご紹介した等級、階級といったランク付けについては果物では細かく分けられていますが、野菜についてはトマトなど、階級分けに使われていることが多いです。しかし、今日はほとんどの野菜がこれほど細かくランク付けされていません。野菜の場合はA品(規格通り)かB品(規格外)のどちらかに分けられることが圧倒的に多いです。等級としてA、B、C、D、外という規格があり、下にいくほど安くなりますが、現在この規格外野菜は非常に話題となっています。
規格外野菜とは?
一般的なスーパーで流通している野菜はA等級・B等級・C等級までの場合が多く流通しています。野菜の場合は、例えばキュウリですと、曲がっていないまっすぐなもののように定められた一定の規格に適合しているかどうかを野菜ごとに決めています。
野菜は鮮度が命ですので、農家から市場、消費者までの取引や流通をスムーズ行うため、規格をクリアしなければ流通することができないように基準が設定されています。主な基準については、①大きさ➁形③品質④色味⑤重量のような項目で基準が設定されています。曲がっている・色が悪い・傷物・細い・小さい・・・例えばスーパーで並んでいる野菜を購入する消費者は野菜の中でも、より綺麗なものを選んで購入します。また、梱包して輸送する際にも形がそろっているものを箱詰めするほうがたくさん入るので輸送コストが上がりにくいということもあります。このような理由で規格のランク付け、価格付けがされていますのでここから外れたものが規格外野菜となりますが、見た目が悪いだけで品質には問題ない野菜を安く調達できることから現在話題となっています。
規格外野菜の調達方法とは
●直売所
直売所では生産者である農家が収穫したばかりの様々な野菜に自分で値段をつけ、自身で運び込んでいます。直売所で販売されている規格外野菜はスーパーなどで調達する商品よりも、かなり安値で売られています。農家としても、出荷基準に満たなかった野菜を販売することによって廃棄ロスを減らせますので、低価格での販売であってもメリットがあります。
●カット野菜
カット野菜として流通する場合なら、切って加工してしまいますので、見た目が不揃いなどの理由で規格外とされてしまう野菜であっても問題なく商品にすることができます。規格外野菜のカット野菜への活用は、生産者、加工業者、消費者にメリットがあります。なぜなら、生産者側は廃棄せざるを得なかった野菜を活用できるということでロスを減らうことができますし、消費者側も安価で調達することができます。加工業者ももちろん新たな需要が増えるという点でメリットになります。
●業務用野菜卸
業務用野菜卸は、卸業者から様々なお野菜をまとめて仕入れることが可能です。卸業者は農家や農協などから野菜を仕入れているので集約機能も持っていますので業務用野菜卸を活用することで全国への調達の窓口が広がることになります。弊社でもお手伝いをさせていただいております。
弊社「アジアインタートレード」では今回ふれました規格外野菜の取組を行っておりまして、大切に農家が育てても捨てるしかなかった規格外野菜に新しい商品価値を持たせ、美味しい野菜を楽しんでいただけるお手伝いを行っています。全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。ぜひご覧いただければ幸いです。お役に立てる内容もあるかと思いますのでぜひ一度ご覧いただければ幸いです。