7月旬開始!ピーマンの生産地ランキング

物価が上昇していくニュースが連日報道されていますね。野菜については天候気温の生育状況によって出荷量や価格が変化していきますが、輸送費等でのコストが転嫁される可能性もあるので安い時期、野菜を調達したい方が多いと思います。今回は夏野菜としての旬についてピーマンを用いてご紹介しています。

 

ピーマン生産地ランキング

今年、農林水産省から公開されている2021年のピーマン収穫量によりますと、1位「茨城県」、2位「宮崎県」、3位「鹿児島県」となっていて以上の3県で、全国の生産量の50%を占めています。

なかでも日本一の茨城県のピーマンについては全国122,400tのうち、32,400tとなっていて約25%となっています。特に茨城県神栖市が盛んな生産地で、神栖市は太平洋と利根川に挟まれ、温暖な気候と砂丘地帯で水はけの良い土壌に恵まれていることがポイントです。神栖市のピーマンはビニールハウスなどの施設で栽培するため、旬の6~8月だけでなく1年中出荷をすることができます。「甘くて柔らかい」と市場でも高く評価され、人気の商品となっています。

 

ピーマンの旬

ピーマンの旬は6~8月。気温が下がると花が咲きづらくなり、徐々に収穫が出来なくなりますが、先ほどの茨城県のように生産地によってはハウスで冬でも栽培するケースも増えています。最もよく見られる緑色のピーマンは実は未熟果で、成熟すると赤く色づきます。

赤ピーマンと緑ピーマンは、まったく同じ物で緑ピーマンは未熟果で、赤ピーマンは緑ピーマンを完熟させたものです。 緑ピーマンは開花後、15~20日ほどして収穫したもの。 それに対して、赤ピーマンは開花後、50~60日ほどして収穫したものです。

完熟すると、中に含まれるカプサンチンという赤い色素が増えて赤ピーマンになるというのが色が変わる原因です。

ピーマンは苦味があるため、嫌いな方もいらっしゃいますが、ビタミンCの量は100g中76mgと豊富でβカロテン当量も100g中400μg含まれています。ピーマンは野菜の組織がしっかりしているので、加熱調理してもビタミンCの損失がほとんどないのが特徴です。次に、栄養についてもご紹介していきます。

 

ピーマンの栄養

ピーマンに含まれる主な栄養や期待できる効果についてご紹介致します。ピーマンは、苦いから栄養が豊富とイメージを持たれているとおり、栄養豊富な野菜です。とくにビタミンCが多く含まれており、その量はレモンの2倍、トマトの5倍もあります。ビタミンCは、肌荒れや疲労回復に効果があります。カロテンは緑黄色野菜に含まれている成分で抗がん性があるだけでなく、視力回復や髪の健康維持にも必要不可欠な栄養素です。クエルシトリンはポリフェノールの一種であり、ピーマンの苦みの元となっています。

 

ピーマンのおいしい選び方

・全体的に丸みがあり、肩が盛り上がっているもの

・皮の色が鮮やかな緑で変色や傷がないもの

・ヘタがピンとしていて緑のもの

 

・持ったときに重みがあるもの

・軸の切り口が変色していないもの

旬にかかわらず店でピーマンを選ぶ時のポイントは、色が全体的に均一で濃く、艶があるものを選ぶようにしましょう。持ったときに重みがあり、弾力があるものは肉厚になります。軸の切り口が茶色く変色したり干からびたりしているものは、新鮮さに欠けていますので避けていきましょう。

 

今回はピーマンについてご紹介しました。これから旬が始まる野菜をお買い得に美味しく調達するためには、業務用野菜卸を活用すれば、上手に調達できる可能性はグッと高まります。弊社「アジアインタートレード」では全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送できる調達先を探す仕組みを使って飲食店の方々のお手伝いをしております。ご活用いただけるサービスもあるかと思いますので一度ご覧いただければ幸いです。