次々と押し寄せる物価上昇の影響で燃料等も上がって物流コストが上がっているので野菜の価格にも影響が出るものが発生してきていますね。 野菜を多く使用する飲食店の場合は、野菜の原価が上がると利益が下がってしまうため深刻な問題になりかねないと思います。今回は野菜の価格が高いときの対策をまとめてご紹介しています。
原価の安い野菜
原価の安い野菜に変えることでもちろんコストを抑えられます。野菜は季節や月ごとに出荷量をチェックすることができるので、価格の変動が高い野菜は避けるようにすることがメニューの考案にも重要です。 野菜の価格変動や出荷量などをチェックするなら、馴染みの野菜卸に問い合わせる方法が最も早いですが、過去のトレンドや今後の動きをつかみたいのなら、農林水産省のHPで公開されている食品価格動向調査が参考になります。こちらを確認することで、野菜の出荷量が多くなったり、安くなった野菜は積極的に取り入れるのがおすすめです。キャベツが高い場合は、レタスや白菜など同じ系統の野菜に入れ替えることだって可能かと思いますので確認していきましょう。
形が不揃い、B級野菜
栄養価や鮮度は変わらないのに、形が不揃いなため、安く売られている野菜も狙い目です。業務用の野菜卸の場合は、小ロットよりまとめて買うほど価格が安くなるのでお得です。カットして使う場合、すりおろして使う場合など、加工して野菜を使う場合は、不揃いな安い野菜を買うのもおすすめです。形が不揃いな野菜は、市場に並んでいないことの方が多いので市場や野菜卸の業者にて、価格の相談をしてみてください定期的に、まとまった量を引き取ることを条件に、かなり安く仕入れることができる場合もあります。
カット野菜
価格が変動しにくい野菜の代表例としてカット野菜もあるので検討をおすすめします。カット野菜は、はじめからカットされていることで調理や下処理の手間が省けるメリットがあります。調理工程の人件費や水道光熱費も減らせるので、野菜の調達価格面でのコスト以上に削減もできるのが魅力です。野菜によっては逆に割高になる場合もありますので、野菜の種類や量に合わせて使い分けを実施しましょう。野菜卸によっては、飲食店のメニューに合わせたカット野菜のセットを提供してくれる場合もあるので、問い合わせてみることで新しいメニュー提案につながるかもしれませんね。
冷凍野菜
生野菜に比べれば鮮度は落ちてしまいますが、長期保存ができる冷凍野菜を使用するのもおすすめの方法です。調達価格が低いときに上手に仕入れることができた際にご自身で冷凍野菜を作るのも有効です。生のまま冷凍保存できる、ピーマンや玉ねぎ、トマト、きのこ類などは冷凍野菜として使いやすいです。また、ブロッコリーや山芋、かぼちゃなどは下処理をしておくと長持ちします。業務用の野菜卸で冷凍野菜を買う場合は、賞味期限が長いのでおすすめですですが、種類が豊富ではないこともありますので、メニューに合わせた野菜を組み合わせてくれる野菜卸から仕入れると効率が大きく改善します。
安い地域の野菜
生産地によって野菜の価格は変動していきます。いつも仕入れている地域の野菜が高い場合は、違う地域の価格をチェックしましょう。全国的に価格が高騰している場合でも、一部の地域では安く買える場合があります。全国に配達してくれる野菜卸の業者も多いので、仕入れの価格は常に確認しておくのがおすすめです。特産地の場合は、キャンペーンなどで通常より価格も下がりやすいので注目しておきましょう。安く仕入れられる生産地はなにも日本だけに限らず、海外生産地からの仕入れも検討すると良いです。日頃のお付き合いから信頼できる野菜卸であれば、海外の野菜も上手に相談に乗って取引してくれる場合もあります。
野菜卸の業者を比較
野菜が高くなっているときは、普段使っている野菜卸の業者を見直すのも方法のひとつです。野菜の価格が高騰しているなかでも、安く野菜を売ってくれる業者を比較するのがおすすめです。野菜卸の業者によって、得意な野菜や仕入れ量が多い野菜は変わるので、野菜ごとにチェックしてみてください。価格の高騰で困っているのであれば、野菜ソムリエに頼んで選んで貰うのも便利です。全国の野菜卸業者で提供される野菜の価格を比較するサービスをおこなっている業者もあります。仕入れの量が多い飲食店であれば、このようなサービスを利用する方が効率があがる場合もありますので、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
今回は野菜の価格が高いときに対策のまとめをご紹介しました。弊社「アジアインタートレード」では全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送できる調達先を探す仕組みを使って飲食店の方々のお手伝いをしております。ご活用いただけるサービスもあるかと思いますので一度ご覧いただければ幸いです。