近年は健康に留意されている方が本当に増えましたね。健康のために野菜を積極的に食べる方も増えています。厚生労働省が「健康日本21」として発表した内容によると、日本人の成人が1日に必要な野菜摂取量は350gとされています。 これは野菜なら何でも良いというわけではなく、野菜350gの内訳は緑黄色野菜を120g以上と淡色野菜を230g以上とされています。数字で言われててもなんとなくわかりにくいものがありますので、野菜の摂取状況をチェックできるベジメータというものが普及し始めています。今回はこのベジメータについてご紹介しています。
ベジメータとは?
ベジメータは、アメリカで特許を取得している「反射分光法」によって皮膚カロテノイド量を測定する装置です。カロテノイドとは、緑黄色野菜に豊富に含まれるリコピンやβ-カロテン等の色素成分です。緑黄色野菜を食べると、野菜に含まれるカロテノイドが体に吸収され、通常2週間~4週間で皮膚にも蓄積します。そのため、皮膚のカロテノイド量を測定すれば、野菜摂取量を推定することができます。日常的に野菜を摂取する習慣があるかどうかがわかりやすいですね。
ベジメータの測定結果は0~1200の数値で表示され、スコアをA~Eまでに分けてベジスコアとして結果を出してくれるので詳細にわかります。皮膚にある血液(ヘモグロビン)の影響をアメリカの特許技術により極力取り除き、皮膚、肌の色の影響を受けないことです。約10秒程度で測定してその場で結果がわかるにも関わらず、その精度と信頼性が保証されており、米国農務省が行った試験1)にも使用されて科学的エビデンス(論文)の確立に貢献しています。
他にもベジチェックというLED を搭載したセンサーに手のひらを当てて野菜摂取の充足度を測定することができる機器も普及してきています、こちらも皮膚のカロテノイド量を測定し、独自のアルゴリズムで算出することで、120段階の野菜摂取レベルと6段階の推定野菜摂取量の2つの結果を表示します。手のひらを当ててから数十秒で測定が完了するので、手軽に測定して結果を見ることができます。
ベジメータ、ベジチェックの設置場所は?
ベジメータは世界52か国の累計販売台数は25,000台以上と言われていて日本でも様々な青果店、スーパー、ドラッグストア、行政が運営している施設などに設置されています。ベジチェックも同様の場所に設置されていますが、現在ベジメータは新規の販売を日本で中止しているため、普及はベジチェックのほうが進んできています。ベジチェックは野菜ジュースでお馴染みのカゴメさんが関わっていることもあり、日本では馴染みやすいかもしれませんね。
野菜の摂取目安量について
野菜は成人の場合1日当たり350g以上を摂取目標とされているとご紹介しましたが、350g以上は、生野菜であれば両手で3杯、茹でたものなら片手で3杯程度が目安です。小鉢にすると5皿分くらいが目安。かなりの量になりますので、最近は飲食店で食事を楽しむ際にも、積極的に野菜が多めのメニューが好まれています。
緑黄色野菜の代表的な野菜は、ほうれん草、にんじん、かぼちゃです。 淡色野菜といいます。代表的な野菜は、タマネギ、キャベツ、きゅうり、白菜、ごぼう、大根などです。当サイトでは以上のような代表的な野菜を効率的に調達する方法について毎週ご紹介していますし、実際に調達することも可能です。
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