サラダや中華料理など最近は色んな食シーンで見かけるヤングコーンと呼ばれる小さいトウモロコシ。小ぶりで可愛らしい形から、インスタグラムに投稿されることも多い飲食店では、料理に加えるとアクセントにもなるとして人気の食材となっています。通常のトウモロコシとはどこが違うのか? などなど今回は、意外と知らないヤングコーンについてご紹介しています。
トウモロコシとヤングコーンは同じ?
ヤングコーンとはその名の通り、トウモロコシが大きく育つ前のものを収穫した野菜となります。通常、トウモロコシは1本の木から2~3本収穫されると言われていますが、3本目以降の実は先にできてしまっている実を大きく育たせるために早くに摘み取られることもあります。これが、ヤングコーンの始まりと言われている説があります。
ヤングコーンの太さは1cmほどで、長さは5〜6cmと小さいので芯まで食べられます。通常のトウモロコシの芯は硬くて食べられませんが、ヤングコーンの芯に加えてヒゲも柔らかいので食べることができるので人気の食べ方になります。
そして、本格的なトウモロコシの旬は夏になりますので、この早摘みされたとうもろこしの実が旬となるのが5~6月とまさにこれからヤングコーンの美味しい季節が到来するわけです。
ちなみに、ヤングコーンとは呼ばずにベビーコーンと呼ぶ場合もあるありますが、呼び方が違うだけでどちらも中身は全く同じものになります。
ヤングコーンのNo.1生産地は北海道
日本国内のトウモロコシの主な産地は、北海道が圧倒的に多く、全体の42%。ついで千葉、茨城と続いています。先ほど、ヤングコーンはトウモロコシの早採りとご紹介しましたのでヤングコーンの主な産地も北海道で、国内生産量の約半分を占めています。
ヤングコーンは早採りで生まれた野菜のため旬の時期がとても短い野菜ですから、缶詰などの輸入品が多い野菜です。そのためこれからの5~6月の旬で美味しいヤングコーンを調達して美味しいメニュー提案ができるのチャンスとなっています。
北海道、千葉、茨城といった栽培が盛んな産地から皮付きで調達することが新鮮なヤングコーンを調達する大事なポイントになります。
旬のヤングコーンの栄養
ヤングコーンはトウモロコシと同様に炭水化物や食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、葉酸、カリウムなどが含まれています。サイズが小さいということだけではなく、100gあたりのカロリーについてはトウモロコシ92キロカロリーに対して三分の一程度と低カロリーになっています。
●食物繊維
ヤングコーン100gあたり、水溶性食物繊維が0.2g、不溶性食物繊維が2.5gと不溶性食物繊維が多く含まれています。小松菜やピーマンと同じくらい含まれていますので積極的に摂取していきたい栄養素です。
●葉酸
ヤングコーン100gあたり、110㎍の葉酸が含まれています。
ビタミンB群の一種である葉酸は赤血球を作り、食べたものをエネルギーに変えるのを助ける役割があります。
●ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンの合成にかかわるビタミンで、免疫やアンチエイジング効果が期待できます。
●ビタミンB2
ビタミンB2は脂質をエネルギーに変えるのに欠かせないビタミンです。皮膚や粘膜などを健康に保つことができます。
●カリウム
カリウムは身体の水分バランスを保ち、ナトリウムを排出して正常な血圧を保つ効果があります。体内の余分な塩分を排出することからむくみの解消にも期待ができます。
今回はまさにこれから旬を迎えていく、ヤングコーンについてご紹介しました。飲食店の方々からも人気が高い野菜になります。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。