色んなアンケート調査でパクチーは独特の香りがあって好き嫌いがかなり分かれる野菜として多く紹介されています。同じように香りの強い野菜のセロリと並んで苦手な野菜ランキングとして1位がパクチーと紹介されているものも散見されます。しかし、近年は色んな国の料理が手軽に食べられることもあり美味しく調理されていたり、パクチーの栄養も再確認されて人気のある野菜でもあります。今回はパクチーついてご紹介しています。
パクチーのアンケート結果
・大好き・・・4.5%
・好き ・・・11%
・普通 ・・・37.9%
・嫌い ・・・35.3%
・大嫌い・・・11.4%
ニフティニュースで行われていたアンケート結果を一例としてご紹介していますが、嫌い・大嫌いを合計すると46.7%と実に半数近くの人がパクチーを嫌いという結果になっています。理由としてはパクチー特有の香りが苦手というものになりますが、パクチーの香りにはアルデヒドという成分が入っています。アルデヒドはカメムシや石鹸、シナモンの香りにも含まれていますので、食べ物の香りではないと感じてしまうことが原因だと言われています。
しかし、パクチーについてのアンケートを20~40代の女性に限定して行った結果、パクチー料理があるお店に積極的に行きたい、機会があれば行きたいと思っている女性の合計が、約80%もいる結果のアンケートも存在していて、女性に人気の野菜となっています。エスニック料理店には男性より女性が多い傾向にあり、飲食店の方々がオシャレや流行に敏感な女性のお客様の心をつかむにはパクチーは重要な野菜かもしれませんね。
パクチーは美容と健康に良い
香草としてトッピングや添え物といった脇役のイメージもあるパクチーですが、実は美容と健康に良く栄養価の高い野菜として、最近は評価が見直されています。
パクチーは高いデトックス効果があり体内に溜まった水銀や鉛などの有害金属を体の外に排出するキレート作用という働きがあります。パクチーはかつて有害物質である水銀までもデトックスしてくれていたという逸話があるほど排出機能に優れていると言われています。日々身体に有害物質を溜めこんでしまっていると、血行やリンパの流れが悪くなり、だるさや疲労感が抜けず、代謝も悪くなりがちです。ニキビや吹き出物といった肌荒れの改善にもつながるパクチーのデトックス効果は再評価されて女性に人気の理由の1つになっています。
また、胃腸のはたらきを活発にして消化を促進させる作用や、殺菌作用、血行促進作用があります。栄養面では、体内でビタミンAに変換されるβカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどが多く含まれていて、βカロテンは小松菜よりも多く含まれています。ビタミンCもみかんと変わらないくらい豊富に含まれています。ビタミンCもビタミンEも抗酸化作用がある栄養素なので、美容効果と健康促進の両面で期待ができる野菜となっています。
パクチーの旬は春~夏
パクチー旬は、春から初夏にかけてです。最近は季節を問わずスーパーに並んでいますが、露地ものはこの時期に採れる3月~7月のものが最もおいしく、栄養も豊富に含まれています。暑い夏は成長が早すぎて、葉や茎が硬くなりやすいので栽培に向いておらず、また、冬は寒さで成長が遅れ発育が悪いので、盛んに栽培がされていません。パクチーはコリアンダーとも呼ばれていますが、スパイスとして使われる種は5~7月頃に収穫されます。カレーや肉、魚料理のアクセントとしても人気です。
今回はまさに今、旬を迎えていて人気急上昇中のパクチーについてご紹介しました。業務用として調達されることが多いため、飲食店の方々からも人気が高いです。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。