ハーブの聞くと、薬効や体に良いもののイメージを持つ方が多いと思いますが、代表的なハーブ野菜と言えばバジルやローズマリーです。ハーブは薬効や効能が強い薬草や薬用植物と、料理に使われる香草や香味植物と分けられているので今回ご紹介するのは香味植物であるハーブ野菜です。
ハーブの定義とは
ハーブは薬草・香草の2つの種類があって、ラテン語で草を意味する「herba(ヘルバ)」が語源で、その後英語の「herb」へと変化していきました。すでに、メソポタミアやエジプトといった古代文明ではハーブが薬として栽培、利用されていた記録が残っています。ハーブは「人の生活に役立つ、香りのある植物」として古くから利用されていて、香りや味、刺激性があり、食用や薬用、虫除けに使われる植物。食用の世界では、「香辛料」として利用され、この中で茎、葉、花を利用するものを「ハーブ」、それ以外の種などの部位を利用するものを「スパイス」と定義しています。
ハーブ野菜の効果
食用ハーブには、バジル、ローズマリー、タイム、ミントなどがよく利用されています。これらのハーブの効能は、主に次の4つがあるといわれます。
●老化防止
抗酸化作用を持つビタミンやカロチン、ミネラルやポリフェノール、クエン酸などの有効成分が多く含まれています。
●免疫力アップ
細菌やウイルスから身体を守る抵抗力をつけ、免疫力をアップさせます。
●食物繊維
植物ですので一般的な野菜と同様、食物繊維が含まれます。
●薬効
例えば、バジル。胃腸の機能を高める効果 バジルは胃腸の機能を整える効果があるといわれています。 バジルの香りは食欲を促進し、さらに吐き気を鎮め、胃を健康に維持する効果があり、消化不良や食欲不振、また腹部の膨満感にも働きかけます。 リラックス効果 バジルの香りは、心のバランスを整え、イライラや不安、憂鬱感に働きかけるといわれています。
ハーブ野菜の種類
●オレガノ
イタリアのトマト料理によく用いられるハーブのひとつで、トマトソースのピザやパスタ、煮込みなどによく合います。また、肉や魚などの臭み消しにも重宝し、グリルや炒め物、煮込み料理などに広く用いられています。ピザの香りで思い出す、おなじみのハーブです。
●イタリアンパセリ
平たい葉のおだやかな香りのパセリで、鮮やかな緑色も料理を引き立てます。 卵料理をはじめ、サラダ、スープ、ソースなどの彩りに、また肉・魚料理などあらゆる料理の飾りに使われる定番ハーブのひとつです。
●バジル
イタリアでは「バジリコ」と呼ばれる、さわやかな香りのシソ科のハーブ。相性のいいトマトと合わせた料理が多く、サラダやピザ、パスタなどに幅広く使われる。加熱すると黒く変色するので、注意。
●ローズマリー
ローズマリーは、料理の香りづけに使うことができます。
牛肉のステーキや鶏肉のソテーなどの肉料理だけでなく、魚料理や煮込み料理など、さまざまな食材と相性がよく、料理に爽やかな風味になるハーブです。また、ハーブティーなどにも利用されています。
●ローリエ
ローリエの葉といえば、シチューやポトフなどの煮込み料理によく利用されるハーブです。1~2枚加えるだけで十分なほど香りが強く、消化を促進する効果があります。
●タイム
肉や魚の煮込み料理や香草焼き、ムニエルなどに、広く利用されます。魚との相性の良いので、オイルやビネガーと合わせてマリネの香りづけに使われたりパセリやローレルなどと合わせてブーケガルニにも利用されるハーブです。
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