ニラの生産ランキング

ニラは通年出回っていて旬が無いようにも感じます。そしてスタミナがつくイメージがあるので夏が旬の様に思われてるとおり、ニラは暑さにとても強く、栄養面でも非常に優れていて、真夏でも収穫できる葉物野菜です。では、ニラの旬はいつかというと2月~3月ごろになり、出始めの葉は、柔らかく、香りも強く味も良いです。春に出てきた葉を根元近くから刈り取っても、その後からまた次の新しい葉が伸びます。このように年に3回ほど収穫ができるので夏も含めて年中出回っているわけです。さらに、収穫後も株のまま冬を越し、次の年も収穫できる生命力に優れた野菜です。今回はニラについてご紹介しています。

 

ニラの生産地トップ10

1.高知県

2.栃木県

3.   茨城県

4.   宮崎県

5.群馬県

6.北海道

7.大分県

8.山形県

9.福島県

10.   千葉県

 

ちなみに1位~3位の高知県、栃木県、茨城県だけで日本の生産量の半分程度占めています。ニラの生育環境の適温は20℃になっていて、温暖な環境下では1年の間に数回収穫ができます。ニラの生産ランキング1位の高知県では特にその環境が整っている上、ハウス栽培と露地栽培を組み合わせて1年中生産されています。またニラの品種もミラクルグリーンベルト、グリーンロード、タフボーイなどの品種を組み合わせて通年栽培に取り組んでいます。

 

ミラクルグリーンベルトについて

①葉色が濃く、立性

②外観がきれいで見栄えがよく、品質が高い

③外葉の除去がしやすく作業性が非常によい

④葉肉厚く幅広で8~10本で100g1束になる

 

ニラの品種と言われても見た目では全くといって良いほど区別がつかないですが、柔らかくて味が良いと言われている冬が旬として収穫されるミラクルグリーンベルトが生産者には人気となっています。

 

ニラの栄養

・ビタミン

緑黄色野菜に分類されるニラは、ビタミンが豊富です。βカロテン、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンCが豊富に含まれています。抗酸化作用があり、免疫力を高める効果が期待できます。また、皮膚や目の粘膜を丈夫にし、肌を健康的に保つ効果が期待できます。ビタミンは熱に弱いので加熱すると減少してしまいますが、ニラに含まれているアリシンという成分が熱に強く、吸収を高めてくれます。

・アリシン

ニラの独特のにおいの原因にもなっているのが、アリシンです。強い殺菌効果、抗酸化作用があり、免疫力を高めて風邪を予防する滋養強壮の効果があると言われています。また、ビタミンB1と結びつき、食事から摂った糖質をエネルギーに変えることで、疲労回復や体力強化にも効果が期待できます。しかし、アリシンは刺激が強いため、食べ過ぎると胃腸の調子が悪くなってしまうことがあります。

・葉酸

葉酸は、造血作用を持つ栄養素です。ニラに豊富に含まれる葉酸は、ビタミンB群に属している栄養素で、赤血球をつくるため、造血のビタミンと呼ばれています。細胞増殖を促すDNA合成をサポートするとされており、とくに妊娠初期の女性に重要な栄養素であると言われています。

このようにマルチビタミンのように栄養豊富なニラは鮮度が良ければ生でも食べられるので、栄養豊富なニラは旬の時期に積極的に活用したいですね。

 

今回はニラについてご紹介しました。弊社アジアインタートレードでは、ご紹介したニラの生産地から遠い場所のお客様でも全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。