冷え性に効果的な野菜3選

冷え性の原因には偏った食生活によるビタミン・ミネラル不足、血行不良、自律神経の乱れ、エネルギー不足、ストレスや運動不足など様々な原因がありますが、毎日の食生活に少し気をつけるだけで改善できれば嬉しいですね。地上で育つ野菜は身体を冷やし、土の中で育つ野菜は身体を温めることが多い傾向にあります。今回は冷え性に効果的な野菜を3つ厳選してご紹介しています。

 

玉ねぎ

玉ねぎには「硫化アリル」という成分が含まれていて、硫化アリルには「発汗」「代謝促進」「血行促進」といった作用があります。硫化アリルは基礎代謝の機能を高めるため、余分な脂肪の燃焼率がアップ。ビタミンB1と結合することで疲労回復や滋養強壮効果も発揮します。ネギ類には多く含まれていますので、血行をよくする働きがあって冷え性の改善に効果的と考えられます。

たまねぎの皮に含まれるケルセチンという色素成分は強力な抗酸化力を持ち、栄養素をエネルギーに変える力である代謝を改善します。

また、「ケルセチン」による美肌効果や、気管支ぜんそくなどの原因となるヒスタミンに対する抗アレルギー効果、興奮やイライラを抑える神経鎮静作用も。体温上昇や抗酸化作用による免疫力アップ、血糖値を下げる効果も注目されています。栄養満点で様々な料理とも相性が良い玉ねぎを積極的に摂って冬を乗り切っていきましょう。

 

にんにく

にんにくは独特の強い香りがあって、滋養強壮に良い食材であることはよく知られているので、なんとなく体が温まるイメージもありますよね。にんにくには、香り成分である「アリシン」が含まれています。これは硫化アリルの一種ですので、先ほどの玉ねぎにも含まれる成分です。アリシン自体には新陳代謝をアップさせて血行をよくする効果があるといわれています。

玉ねぎとちがうのは、にんにくを加熱するとアリシンが「アホエン」と「スコルジニン」という物質に変化します。アホエンには血液をサラサラにする効果があり、ほかにも美肌効果や抗菌作用など、さまざまな効用を持っています。さらに、スコルジニンは末梢血管を拡張し、血液の循環を良くしてくれます。にんにくを加熱調理して摂取すれば、アホエン、スコルジニン二つの成分の効果によって血の巡りをよくすることができ、冷え性改善が期待できるということになります。

 

しょうが

しょうがは生姜湯にして飲んだり、体を温めるイメージが非常に強い野菜ですよね。しょうがは食べ方によって効能が違ってきますので、食べ方と効能と冷え性に効果的な食べ方を紹介します。1つ目は、生のしょうがです。生の状態ですと、辛さのもとになる「ジンゲロール」という成分が含まれています。ジンゲロールは、血管を拡張させて血のめぐりを抑止、体の深部の熱を手足などの末端に広げる効果があります。手足を素早く温めてくれますが、深部は熱が奪われるため、体温はやや下がりますので風邪の引き始めなどにオススメの食べ方です。

2つ目が、加熱・乾燥したしょうがになります。生の生姜に含まれるジンゲロールが加熱・乾燥によって変化したものを「ショウガオール」と言います。ショウガオールは、胃腸を内側から刺激して血流を高め、体の深部の熱を作りだして体を温めます。日常的に体温が低い冷え性の方には、加熱・乾燥させた生姜を摂ることをおすすめします。この2つのショウガの辛味成分である「ジンゲロール」や「ショウガオール」が、血行を促進し、発汗を促すなどの体温維持効果がありますので食べ方の違いを覚えておきましょう。これらの成分を含むショウガには抗菌作用や抗酸化作用、血中コレステロールの改善効果なども期待できると注目されています。

 

今回は冬にオススメな冷え性に効果的な野菜である、玉ねぎ・にんにく・しょうがについてご紹介しました。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。