野菜ジュースってそもそも体にいいの

野菜ジュースは手軽に野菜不足を補えて便利なのですが、よく唄われています「これ1本飲むと1日の野菜が摂れる」という表現を見ながら、本当に効果があるのかな?なんて思ってしまわないでしょうか?今回はそんな疑問を解決できるようなことをご紹介していきます。

 

野菜ジュースと生野菜の栄養のちがい

さっそく、本題の皆さんが気になる野菜ジュースは「体に良いのか」という栄養面ですが、野菜を搾汁したり、加熱などの処理をして野菜ジュースにすると、ビタミンCや食物繊維など減少する成分があります。ビタミンCや葉酸、ビオチンなどの水溶性ビタミンは水に溶けやすく、熱に弱い性質があるので、加工による栄養素の損失率が高い傾向にあります。また、口あたりをよくするために不溶性食物繊維を取り除く場合が多いので、食物繊維も減ってしまっています。このようなことが原因で一部で「野菜ジュースは栄養がない」なんて噂が立っているようです。

しかし、加熱しても減少しにくい栄養素はたくさんあります。加熱してもなお残るのは、脂溶性のビタミンA、E、カルシウムやカリウムなどのミネラル群や、野菜の色素であるカロテノイドなどです。特に、リコピンやβ-カロテンは、生野菜から摂るよりも野菜ジュース等の加工品で摂る方が吸収率が良いと言われています。野菜ジュースは生野菜に比べ、吸収率がリコピンは約3.8倍、β-カロテンは約1.5倍アップします。また、カリウムやマグネシウムなどのミネラル類も野菜ジュースへの加工前とほとんど変わりません。これらの栄養素には、強い抗酸化作用があり、血管のしなやかさを保つ、メラニンを抑制する、肌のハリやツヤを維持するなどの効果が期待できます。

 

野菜ジュースを飲めば野菜を食べなくていいの?

先ほど、野菜ジュースの栄養素でご紹介しましたようにビタミンC、葉酸、ビオチンなどの水溶性の栄養素や食物繊維は生野菜よりも摂りにくくなっています。野菜ジュースは、忙しくて野菜が十分に摂れていない、外食や出来合いの食事で野菜が不足している、そんな方々が野菜ジュースを普段の食事にプラスする使い方が良いのではないでしょうか。サプリメントなどにも栄養補助食品とよく記載されていますが、「食生活は主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを」と注意書きがあります。サプリメントだけを飲んでいれば栄養が十分かと言うとそうではないですよね。野菜ジュースも同じで、野菜摂取の補助として上手に使っていくことが大切です。

 

野菜ジュースで気を付けること

現在は、野菜が嫌いな方でも美味しく手軽に飲める野菜ジュースも増えていて、野菜以外に季節のフルーツとの組み合わせなど、健康を意識する以外にも通常のジュースとして楽しめるようなものも多く存在しています。飲みやすくするための味付けで砂糖を加えたり、フルーツの果糖を加えたり甘味料が入っているものを摂りすぎてしまうと、健康のために飲んでいる野菜ジュースが実は肥満の原因の1つになってしまうことが考えられます。ご自身の目的に合っているか?成分を見て活用してくださいね。

 

野菜ジュースは気軽に購入できて便利ですが、通常の生野菜もしっかり食べる習慣を意識することがやはり健康への第1歩です。食事の補助、糖質に気を付けて上手に活用するようにしましょう。弊社「アジアインタートレード」では、全国100以上の卸売市場から最安値で調達できるお手伝いの取組を行っております。お役に立てる情報があるかと思いますので、ぜひこちらもご覧いただければ幸いです。