飲食店は、度重なる緊急事態宣言の発令で時短要請を受けて、コロナ禍で苦しい環境になってています。対策として飲食店では、フードデリバリーを利用して売上を稼いでいこうと考えている、もしくは既に実施しているお店が多いのではないでしょうか。今回はデリバリーサービスの導入を検討している方に向けてお店側の手数料についてご紹介していきます。売上策のヒントになれば幸いです。
Uber Eats
●配達可能エリア
北海道~沖縄まで都市部はほぼ全国をカバー
●初期費用
50,000円
●手数料
35%
2016年から開始したサービスで、芸能人やYouTubeでの利用レビュー動画などで爆発的に人気が出て、利用したことはなくても認知されている率が最も高いデリバリーサービスがUberEatsです。サービス面で認知が広まったのと同じくらい認知度アップに貢献した理由が、副業として空いた時間に配達員として仕事をする人が続出したことが挙げられます。配達員は、UberEatsに登録した一般の人で、個人事業主というかたちで顧客まで料理を届けます。Uber Eatsの強みは、世界的なシェアがNo1の実績を誇る点と大手ファーストフード店から人気の店舗、地域のカフェやタピオカ店などの小規模店舗まで加盟店ラインナップが幅広い点です。反面、配達員によってサービスの差があるという点はよく指摘されています。
出前館
●配達可能エリア
現在全国都道府県をカバー
●初期費用
20,000円
●手数料
40%
出前館は国内最大級のフードデリバリーです。UberEats以前からあるサービスでドコモの「dデリバリー」や「LINEデリマ」とも連携が始まり、利用者が各社のポイントを貯めたり使用したりすることができます。配達を行っているのは研修を受けたスタッフであったり、多くのデリバリーサービスでは自店配達を選べませんが、出前館では配達方法を「自店配達」・「配達代行」の2つから選べます。現在新型コロナウイルスの影響を鑑みて、初期費用0円のキャンペーンを実施しているなど、飲食店側の立場にたったサービスを充実させているところが強みです。
FoodPanda
●配達可能エリア
全国25の主要都市
●初期費用
0円
タブレットレンタル(週550円)
●手数料
月別で注文数に応じて変動(30%〜35%)
0~30件 35%~ 241件以上 30%
FoodPandaは東南アジアで人気のサービスで2020年9月から日本で開始しています。渡辺直美さんのCMがテレビやネット上でたくさん流れています。新規参入のサービスなので初期費用や手数料がほぼ業界最低水準なのが強みです。どうしても、費用をかけられない環境の方にはありがたいですね。一方で、対象エリアが狭い、配達員の質が低い、お店のSNSアカウントと連携できない…など飲食店の立場にたったサービスもまだまだ課題がありこれからと言うところです。
フードデリバリー導入のメリットデメリット
●メリット
・店舗の知名度向上
・店舗外の売上獲得
・初期費用が安く済む
●デメリット
・競合が無数にある
・配達のトラブル、苦情
・サービスの手数料がかかる
その他小さな会社がたくさんありますが、主要のフードデリバリー3社をご紹介しました。初期費用と手数料に大きな差はなく、Uber Eatsか出前館の2強ということをお感じになったのではないでしょうか?クーポン発行やSNSでの拡散に強いUber、配達サービスに力を入れている出前館まずはこの2強から検討を始めてみるのがイイと思います。弊社アジアインタートレードでも全国の中央卸売市場から安価で最寄から配送できるお手伝いをする業務用野菜卸のサービスを行っております。お役に立てる情報があるかと思いますので、ご覧いただければ幸いです。