じゃがいもやとうもろこし、かぼちゃなど、野菜の生産量が高い北海道(札幌市)は、野菜卸の業者も多くあります。中でもゆり根の順位が高く、年間で収穫量は1000トン以上の収穫量を記録しています。今回は、北海道で利用をおすすめしたい業務用野菜卸の業者を紹介していきます。
北海道で利用する際におすすめの野菜を合わせて紹介しているので、飲食店や小売店は参考にしてみてはいかがでしょうか。
北海道(札幌市)で野菜卸を利用する際の注意点は?
他の都道府県に比べると、北海道は土地が広いのが特徴です。同じ北海道でも配達エリアが対応していない場合があります。札幌市や函館市など、お店のあるエリアに合わせて野菜卸の業者を探すとスムーズに利用できるのでおすすめです。
また、配送エリアには入っていますが、送料が距離で変動する場所は業者が遠い場合はコストがかかります。お店によっては、配送料が無料で取り扱っている業者もあるので事前に確認しておくと便利です。
同じ北海道でも、全体で配達ができる場所、札幌市のみで対応している場所があることを頭に入れておきましょう。北海道で野菜卸の業者を選ぶコツとしては、配達エリアの確認、取り扱い野菜の確認、価格、営業日や時間などを重視することです。
市場が休みの場合でも配達をしてくれる業者もあるので、自分のお店の営業スタイルに合わせて選びましょう。
北海道で仕入れる際におすすめの野菜は?
北海道の特産品として扱われる野菜のなかで、仕入れるならおすすめの野菜を紹介します。使用する料理によっても向いている野菜が変わるので、事前に知識として知っておくと便利です。
有名な品種が多く存在する「ジャガイモ」
「男爵」や「メークイン」「北アカリ」「ホッカイコガネ」など、北海道はジャガイモが多く生産される土地です。有名な品種が多く、品種によって料理への向き不向きがあります。調理に合わせて選ぶことで、美味しさをより引き立てられます。
全国的に有名な「男爵」は、全国のスーパーでも取り扱いが多く、基本的に価格が安いのも特徴です。「メークイン」は、形が崩れにくい品種なので煮込み料理にも使いやすいのが特徴です。
北海道での生産量が日本一の「ゆり根」
にんにくの芽のような形をしている「ゆり根」は、北海道での生産量が日本一と言われている野菜です。99%と北海道で生産をしており、高温や湿気が多い場所では育たないという繊細な野菜になります。和食にあう野菜として取り扱われていることが多く、関西地方でも多く取り寄せがされている野菜です。
品種としては、「オニユリ」「コオニユリ」「カノユユリ」「ヤマユリ」などが存在します。栽培に時間がかかる野菜なので、仕入れる業者によっては価格が高くなる傾向にあります。
夏に収穫される北海道の特産品「とうもろこし」
北海道では、ジャガイモと並んで人気の高いとうもろこしもおすすめの野菜になります。北海道のとうもろこしは8月から9月にかけて、多くの収穫がされていて、甘味のある味が特徴です。ジャガイモと同じく、とうもろこしは品種も多いです。
甘味が強く、実がしっかり詰まっているのが特徴なのが「ゴールドラッシュ」です。見た目が白いことから「ピュアホワイト」と名付けられた、生でも食べられるとうもろこしもあります。調理する方法に合わせて、とうもろこしの品種を分けると料理がより美味しくなります。
北海道(札幌市)でおすすめの野菜卸の業者は?
質の良いジャガイモを仕入れるなら外せない「カルビーポテト株式会社」
カルビーのポテトチップスを生産する全国でも人気の高い企業の子会社です。ポテトチップスにも使用されているジャガイモを生産、出荷しており、質の良いジャガイモを楽しむことができます。スーパーでも販売されているジャガイモも管理しており、北海道でジャガイモを中心に仕入れるならおすすめの企業です。
知名度も高い企業なので、ジャガイモをよく使用する企業は相談をしてみてはいかがでしょうか。
スーパーに置いていない野菜が仕入れられる「丸果 帯広中央青果」
契約した農家から仕入れおり、安全性が高い野菜を中心に取り扱っている野菜卸の業者です。老舗の問屋なので、契約農家や仕入れとの信頼関係もあつく、質の良い野菜を探している方にもおすすめです。スーパーに置いていない野菜も取り寄せることができるので、珍しい野菜を探す方にも愛されています。
北海道の特産品である「富良野赤肉メロン」や「メークイン」や「北あかり」などのジャガイモも多く取り扱っています。飲食店や業者は、公式サイトよりお問い合わせができるので、仕入れたい状況などを質問することが可能です。
生産者から直接仕入れを行っている「札幌みらい中央株式会社」
丸果札幌青果株式会社と札幌ホクレン青果株式会社が統合して、結成された会社です。市場なので、生産者から仕入れを行い、消費者に売るという形で仕入れをすることができます。北海道産の野菜を多く取り扱っており、季節や旬に合わせた野菜を仕入れることができるのも魅力です。
市場なので日曜日は休みですが、基本的には年間カレンダーを公開しているので、仕入れの予定が立てやすいです。一般の方の入場はできないので、飲食店や小売店などの経営者が仕入れを行うことができます。
700以上との契約を行っている「株式会社トミイチ」
北海道を中心とした産地から発想を行っている企業です。JAや契約農家、商社からの仕入れを行っており、食品メーカーや飲食店、商社、スーパーなどに卸売を行っている企業です。700以上の企業と契約をしており、実績の高さも魅力です。安定配給があるので、価格の変動も少ないです。
かぼちゃやジャガイモ、人参などの北海道で人気の高い野菜が多いです。北海道で生産された野菜を冷凍、検査、保管も行っているので、加工食品の仕入れにも強い企業になります。全国流通もしている企業なので、北海道でも知名度が高く、安心できる企業として人気が高いです。
品質管理の徹底と品目の多さが魅力の「丸ト青果」
「丸ト青果」は、物流を効率化させることで、低コストで野菜の卸売りを心がけている企業です。パレットを使用したり、輸送や物流保管の仕組みを見直すことで、コストを減らしている点が強みです。無駄を省き人件費を減らしているので、野菜の価格を高い品質のまま抑えることができています。
また、品目が多く仕入れルートを駆使することで、珍しい野菜を多く仕入れられている点も愛されている秘密です。保管用冷蔵庫を二重扉にしたり、インターロックを使ったりなど、品質管理にも徹底しており鮮度が高い野菜も多く取り扱っています。
北海道で人気の高いたまねぎやばれいしょはもちろん、その他の野菜も多く販売されています。
まとめ
今回は、北海道(札幌市)でおすすめしたい業務用野菜卸の業者と、おすすめの野菜を紹介しました。
北海道は、他の都道府県に比べると、野菜の生産量や質が高いのでクオリティの高いメニューを提供することができます。
仕入れる量、仕入れる野菜に合わせて、業者の使い分けをしたり、緊急時に仕入れられる業者を契約しておいたりすると便利です。まとめて仕入れることでコストを削減できるサービスを行っている業者もあるので、いくつか業者を比べてみるのがおすすめです。
北海道(札幌市)で野菜卸の業者を探している方は、今回の記事を参考にしてみてくださいね。