地元の市場、卸売業者に野菜の配達を注文するお店も多いですが、市場を選ぶ際に適当に選んでいませんか?今回は、卸売市場の種類や違い、自分のお店はどの市場がおすすめなのかを紹介します。今までなんとなく選んでいた方は、一度見直してみるのもおすすめです。
卸売市場の種類は?
卸売市場は、大きく分けて「中央卸売市場」「地方卸売市場」の2種類があります。中央卸売市場は、都道府県が開催しており、農林水産大臣の認可の元、開かれている市場です。
地方卸売市場は、都道府県知事の許可の元で開かれていて、協同組合や地方団体などが運営しています。
中央卸売市場の特徴
中央卸売場は、農林水産大臣の認可後、開くことができるので、全国で60市場前後しかありません。地方卸売市場に比べて、条件が厳しく、人口20万円以上の市場にのみ限定されています。
規模が大きいので、多くの野菜の中から見極めたい場合、適正な価格の中で買いたい場合は便利です。大体各都道府県に1個建設されており、(東京都は11個)場所が近ければお得です。
地方に住んでいて、中央卸売市場が遠いという場合は、ネットを利用した方がいいかもしれません。自分の目でみて野菜を選びたい、衛生面を気にするなどの方はおすすめです。
地方卸売市場の特徴
地方卸売市場は、農林水産大臣の許可はいらず、各都道府県の知事の許可が必要になります。開設する企業や団体にも特に縛りがないので、全国に1100市場以上の売場があります。中央卸売市場以外で、面積が一定規模以上のものが基準とされています。
参考:https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sijyo/info/
中央卸売市場に比べて、取り扱っている野菜は少ないですが、場合によって地方の方が価格が安い場合があります。不揃いな形は、カット野菜として使うことでコストを抑えられるので便利です。
中央卸売市場と同じく、自分の目で見て選ぶことが出来るので、良い野菜を選べます。また、市場の数が多いので地方に住んでいる方もアクセスしやすい点が魅力です。
今回は、中央卸売市場と地方卸売市場の種類や違いについて紹介しました。市場というと同じイメージがありますが、開設条件や市場の数が変わってきます。自分のお店にあった、市場を見つけるとお店も運営しやすくなるのでおすすめです。
2つの市場のメリット・デメリットを見た上で、是非参考にしてみてください。