猛暑による野菜の高騰
コロナウイルスによる影響、梅雨の長期化に続いて、猛暑により野菜の価格が高騰しています。都内のスーパーで驚きの価格で売られていたのが白菜です。白菜は1/4の大きさで250円となっており、平年の2.5倍ほど値段が上がっています。これは需要が高まる冬の季節よりも高い値段となっています。大玉であると400円もの価格になってしまい、消費者は買えなくなってしまうので、半玉にして値段を抑えているそうです。猛暑によって値段が上がる原因は、輸送途中に野菜が痛んでしまうことが挙げられます。それらの野菜を売り出せないため、結果として供給量が減り、価格が高騰しているという現象が起きています。実際に値段が高騰しているのは白菜だけではありません。きゅうり、なす、トマト、ほうれんそう、レタスなどの野菜の値段も高騰しています。レタスの価格は約1.7倍~3.1倍、ほうれんそうは約1.2倍、きゅうりは約1.3倍~1.7倍、なすは約1.6倍~2倍、トマトは約1.1倍~1.3倍となっています。これは飲食店経営者、仕入れ担当者にとっても厳しい現実でしょう。
飲食店がとるべき仕入れの対応策
飲食店経営者、仕入れ担当者は早急な対応をとらなければなりません。このままであると、仕入れコストが増加してしまい、経営を圧迫してしまいます。飲食店ができる対応策としては、業務用野菜卸が挙げられます。業務用野菜卸は、卸業者から様々なお野菜をまとめて仕入れることが可能です。卸業者は農家や農協などから野菜を仕入れているので集約機能も持っています。業務用野菜卸のメリットは、大量に仕入れる代わりに1点あたりのお野菜のお値段を抑えることができます。この点が業務用野菜卸の大きなメリットです。もちろん、仕入れ業者によって値段は変わってきますが、お野菜を安く仕入れたいなら業務用野菜卸がオススメです。その一方で、大量に仕入れなければならないというデメリットもあります。いくら大量に安く仕入れたとしても、仕入れたお野菜を使わなければ無駄となってしまいます。お野菜は種類にもよりますが、一般的にすぐに使わないとダメになってしまうものが多いです。せっかく仕入れたお野菜を無駄にしないためにも、必要な分を計算してから業務用野菜卸で仕入れるようにしましょう。また、自店のみで仕入れた量を処理し切れない場合、他店と共同し、必要なお野菜も仕入れることができるます。そのような方法もあるので、ぜひ検討して見てください。