こんにちは。今日はオーガニック野菜の仕入れの方法についてお話をしていきたいと思います。オーガニック野菜なんですけれども、近年人気が出てきている野菜になっています。しかし、そのオーガニック野菜はよく無農薬野菜と混同されてしまっています。今回はそのオーガニック野菜と無農薬野菜の違いについて説明をします。また、オーガニック野菜は農薬を使わずに育てている野菜なので健康に良いといったイメージを持つ方が多いです。実際にオーガニック野菜を使っていることをお客様にアピールできれば、集客の手助けにもなりますし、お店の印象価値を上げることもできます。農薬を使っている野菜と比べて値段は少し高くなりますが、オーガニック野菜を使うことの効果も大きいです。今回はそのオーガニック野菜を仕入れるメリットと仕入れの方法について説明をしていきたいと思います。
結論
オーガニック野菜とは、農林水産省の定める有機JAS規格の条件を満たした野菜のことです。有機JAS規格の条件を満たした野菜は、農薬を使っていないなどの厳しい規程があるので、安全な野菜を言うことができます。そのオーガニック野菜を仕入れることのメリットは大きく、消費者は安心・安全な食べ物を望んでいます。多少値段が高くなっても、食べる人は多いです。そのため、オーガニック野菜を仕入れて料理を提供できれば、お店のイメージアップにもつながります。最後に、オーガニック野菜の仕入れ方法ですが、方法は3つあります。1つ目がインターネットを通じて仕入れをすることです。そして2つ目が農家から直接仕入れることです。この2つの方法の中からオーガニック野菜を仕入れることになります。それぞれメリットデメリットがあるのでそこも踏まえてオーガニック野菜の仕入れ方法を選ぶのが良いでしょう。
目次
1.オーガニック野菜と無農薬野菜の違い
2.オーガニック野菜を仕入れるメリット
3.オーガニック野菜の仕入れ方法2選
4.まとめ
1.オーガニック野菜と無農薬野菜の違い
まずはじめにオーガニック野菜と無農薬野菜の違いについて説明していきたいと思います。よくオーガニック野菜と無農薬野菜の違いを分からずに混同してしまいがちですが、これらには明確な違いがあります 。オーガニック野菜とは、農林水産省の定めるゆうき JAS 規格の条件を満たした野菜のことです。農林水産省によると、有機JAS規格とは、「禁じられた薬剤や添加剤などを使用しないことや遺伝子組み換え野菜ではないことなどが定められた規格のこと。また、2年生の制作物においては3年以上の期間禁止化学合成農薬や化学肥料を土壌や野菜に使うことも禁止されている」と説明されています。そのため、有機JAS 規格が定める基準をクリアしている野菜はオーガニック野菜として販売することができます。
その一方で、無農薬野菜は農薬を使わずに栽培された野菜のことです。有機野菜との違いは国が定める規格がないということです。そのため、実際には土壌に農薬が残っていたり、他の畑から農薬が飛散してくることも考えらます。無農薬野菜は国が定める厳格な基準がないので、無農薬と言われつつも、実際に農薬が使われてしまっているケースもあるので注意が必要です。
2.オーガニック野菜を仕入れるメリット
農林水産省の調査によると、オーガニック野菜を食べている人の割合と、オーガニック野菜を食べる理由について明確になっているので、その説明をしていきます。
はじめにオーガニックを食べている人の割合ですが、次のような結果になっております。
現在購入している・・・18%
購入したいと思っている・・・64.6%
購入したいとは思わない・・・17.4%
また、購入している、購入したいと思っている理由は以下のとおりです。
安全だと思うから・・・87.5%
環境に配慮した農業をしている生産者を応援したいから・・・45.5%
健康上の理由から化学肥料や農薬を使用していない農産物を必要とするため・・・28.2%
食味が優れていると思うから・・・27.6%
栄養が優れていると思うから・・・25.1%
環境保全に貢献したいから・・・24.9%
オーガニック野菜はまた、値段が高くなる傾向があり、そこでどの程度まで値段を許容できるのかを示してるのが下記のデータです。
慣行栽培と同じ程度なら購入したい 21.7%
1割高までなら購入したい 44.9%
2~3割高までなら購入したい 27.5%
4~5割高までなら購入したい 1.8%
2倍までなら購入したい 0.4%
2倍以上でも購入したい 0.1%
上記の農林水産省の調査を見ていると、オーガニック野菜を現在購入している、購入したいと思っている人の合計の割合は高く、82.6%にも及びます。また、オーガニック野菜は安全で環境にも配慮している、健康にも良いというような認識が持たれていることいます。そのため、オーガニック野菜を扱う飲食店でメリットは大きいことがわかります。もちろん、オーガニック野菜の値段は高くなりますが、1割高までなら購入したい人が約45%、2~3割高まで購入したい人は27.5%います。そのため、多くの消費者がオーガニック野菜であれば多少割高になったとしても許容できることがわかります。そのようなことを踏まえると、 値段が張ったとしても 食べたいと思う人はいるので、オーガニック野菜を仕入れ、料理として提供した方が良いでしょう。
3.オーガニック野菜の仕入れ方法2選
次にオーガニック野菜を仕入れる方法2選とメリット・デメリットがありますので各自説明していきます。
①インターネットを通じての仕入れ
1つ目はインターネットを通じての仕入れです。インターネットを通じてオーガニック野菜を仕入れのが一般的です。ネット上に情報があるので、値段を比較することも簡単に行えます。その一方で、インターネットを通じての仕入れはオーガニック野菜を直接見ることができないので、野菜の状態を確認するなど注意する必要があります。
②農家からの直接的な仕入れ
農家から直接仕入れることで通常の価格よりも安く仕入れることも可能です。また、農家の顔をはっきりできるので、信頼性が担保されます。消費者は安心・安全な野菜を望んでいます。そのため、消費者が生産者の顔を確認できることは安心・安全に繋がります。トレーサビリティーという観点から、農家から直接仕入れることのメリットは大きいです。その一方で農家から直接仕入れることのデメリットを挙げると、まず自店のメニューに適した仕入れ先を見つけるのが困難です。また、オーガニック野菜の直接的な仕入れであると、仕入れ先が偏ってしまうので、天候不順や災害が起こった時に生産がストップしてしまう可能性があります。
4.まとめ
オーガニック野菜は無農薬野菜と混同されやすいので違いに注意しましょう。オーガニック野菜自体の値段は高いですが、たくさんの人がオーガニック野菜に良い認識を持っているため、オーガニック野菜を仕入れるメリットが大きいです。インターネットもしくは農家から直接的に仕入れることが可能ですが、それぞれメリット、デメリットがあります。それぞれ照らし合わせた上で、自店により適した仕入れ方法を選択するのが良いでしょう。