調理がしやすいカット野菜のメリット・デメリットは?

最初から野菜がカットされていて、調理するだけの状態になっているカット野菜は、時間のない飲食店に便利です。最近では、カット野菜を取り扱っている野菜卸の業者も多く、注目を集めています。

 

今回は、野菜卸でも人気の高いカット野菜のメリット・デメリットについて紹介します。

 

カット野菜のメリット

 

最初にカット野菜のメリットについて紹介します。

 

人件費と時間が削れる

 

野菜を洗ったり、殺菌したり、カットしたりといった工程が省けるので、人件費と時間が削れます。小さい飲食店で、少人数で調理をしている場合は、他の調理に回せる時間が増えるので便利です。

 

特に人出が足りなかったり、調理の時間のみ人出が欲しいという方には向いています。

 

ゴミが減る

 

野菜の皮や、使わない部分を捨てることが少なくなるので、調理後のゴミが減ります。飲食店では、多くのゴミが出て片付けも大変ですが、カット野菜は使う部分だけが届くので使いやすいです。

 

ゴミが多く出る野菜のみ、カット野菜を使用しているという飲食店もあります。

 

価格が変動しにくい

 

通常の野菜卸は、季節により金額が大きく変動することが多いです。カット野菜の場合は、原価の価格が変動しにくいという特徴があり、計算がしやすくなります。毎回価格が変動が激しい野菜を仕入れている場合は、カット野菜の方がコストがやすくなります。

 

カット野菜のデメリット

 

次にカット野菜のデメリットを紹介します。

 

野菜の単価が高い

 

通常の野菜卸で購入する野菜と比べると、カット野菜は原価が高いです。同じ野菜でも加工が加わることで、高いものだと1個あたり100円も高くなることもあります。

 

加工する時間や、ゴミの捨てる手間などを考えて、元が取れそうな野菜のみカット野菜にするのがおすすめです。

 

鮮度が落ちやすい

 

最初から野菜がカットされて届くので、カットする野菜と比べて鮮度が落ちやすいです。野菜卸をして、すぐに使用する場合は特に変わりありませんが、数日に分けて使用する場合は注意が必要です。

 

切り口から赤みが出やすい野菜や、フルーツはなるべく早めに使いましょう。次の日まで保存する場合は、密閉された袋に入れるのがおすすめです。生野菜のメニューを使用する場合は、鮮度が高いうちに使い切れる量を注文しましょう。

 

まとめ

 

今回は、カット野菜のメリット・デメリットについて紹介しました。毎日同じ工程の調理をする方や、人出が足りない方、ゴミを減らした方などに、カット野菜は向いています。また、価格の変動がしにくいので季節によって、儲けの変動が少ないのもメリットです。

 

デメリットを知っておいて、得だなと感じる方はカット野菜を利用してみてください。