マクドナルドも参戦!?ファーストフード業界で代替肉ブームが到来

かねてより飲食業界は健康志向ブームになりつつあります。

世界でも日本食が見直され、身体に良いものを食べようとする消費者が増加傾向にあるのです。

 

そんな中、マクドナルドなどといったファーストフード飲食店までもが健康志向のユーザーに向けた経営戦略の舵取りを行おうとしています。

 

一見、ファーストフードは身体に悪いとされるイメージが強いため、健康志向とは程遠いとされてきました。

 

 

健康志向、環境などに配慮した上で関心が高まっているのが、大豆やエンドウ豆などを使った植物由来の「代替肉」を使用したパティ(バーガーの肉)です。

 

米国ではビヨンド・ミート社が見た目も食感も本物にそっくりな人工肉の開発に成功しており、菜食主義者からの支持を得ています。

 

米マクドナルドは昨年の9月に人工パティを使ったバーガーである「P・L・T」の試験販売をしました。

 

価格は日本円にして530円ということで少々高めですが、12週連続でビヨンド・ミート社の株価が上昇したことも踏まえると成功といえる結果でした。

 

また、代替肉の登場によって動物愛護の観点からみても好印象といえます。

 

ちなみに「P・L・T」は3つの単語の頭文字をとって名前がつけられました。

Pはプラント(植物)、Lはレタス、Tはトマト。

 

これまでハンバーガーを口にできなかったという菜食主義者の顧客を獲得することにもつながり、動物愛護や環境に配慮しているという点から企業イメージのアップにもつながったのは成功例といえます。

 

米国ではケンタッキー・フライド・チキンやダンキンドーナツもビヨンド・ミート社の製品を使ったメニューを考案しており、マクドナルドの最大のライバルであるバーガーキングもビヨンド・ミート社最大のライバルであるインポッシブル・フーズと業務提携しています。

 

まだ、日本では代替肉は大きく浸透しているとはいえませんが、近い将来の飲食業界を牽引していくのは代替肉に対して先見の明をもったオーナーかもしれません。

 

時代の流れを読み、顧客の需要に対して柔軟に対応していくことがのぞまれるといえるでしょう。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。