モヤシは家庭や飲食店に重宝される野菜高騰でも影響を受けにくい野菜として知られています。その理由としては、天候などに影響を受けにくいので安定して供給できることがあげられます。
スーパーなどの店頭をみると20円以下、安いときは一袋1円などといった販売価格も見受けられます。安く販売できることを察するに生産コストがさがっているのではないかと想像できますよね?しかし、実際にはそうではないのです。
モヤシを製造する農家や会社は多売薄利の商売を続けています。実は、モヤシの価格は下がる傾向にあるものの、生産コストは上昇する傾向にあるのです。このコスト上昇の理由としては人件費、輸送費の増加や、モヤシのもととなる緑豆が高騰しているということがあります。
コストの上昇に伴って生産農家は徐々に廃業に追い込まれています。せめて40円程度で売らなければ、生産者への還元が少なく苦しいというのです。こちらは市場価格やスーパーとの兼ね合いなど様々な状況を加味した上で価格を上昇させることは難しいとされています。
こうした生産者の努力があって存在が保たれているモヤシですが、栄養価など魅力はほかにもあります。ビタミンB1ビタミンCが含まれているので栄養価はあります。さらに低カロリーなためにダイエット食としても人気があります。
例えばモヤシスープなどは良い例です。庶民の財布に優しく、飲食店でもリスク度外視で出すことができるので、野菜高騰が叫ばれる中、救世主となるのではないでしょうか。最後まで読んでくださってありがとうございました。