7月も既に後半なのにも関わらず梅雨が一向に終わらない日々が続いています。天気が悪ければ洗濯物がたまるとはよくいったものですが、野菜の価格にも梅雨は大きく影響しています。野菜も生き物なので天候に左右されるのはわかるのですが、それは一体どうしてなのでしょうか。
本来ならば農作物が育つのには水やりの他に雨の存在は欠かせないというのは容易に想像できるでしょう。しかし、過剰な雨は野菜にとってストレスとなってしまいます。雨量が適度であるのならば野菜にとって成長を促進させる存在になるのですが、長くて量の多い雨が続くと成長を妨げてしまいます。
つまり、梅雨によって生育の遅れが生じてしまうというのは通常よりも出荷量が限定されてしまうことにつながりますので、当然販売価格にも影響を受けてしまいます。生育の遅れ以外にも梅雨は野菜そのものの品質を下げてしまうなどといったリスクをはらんでいます。
野菜の価格の安定は天候、もっというなれば仕入れている地方の1年間の天候を知っておくことで安定させることができます。例えばこうした梅雨による価格高騰が叫ばれている中でも価格が低下している野菜も少なからず存在しています。
東京のレタスなどといった葉物野菜は気温が例年より低下しているために下がっている傾向です。レタスの有名な産地といえば長野ですが、現在は長野県よりも関東のレタスを手に入れるというのがもっとも賢い仕入れ方法です。
また、梅雨による影響は雨ばかりではなく、日照不足というものもあります。気温が上がらないというのは全ての野菜にとって良いわけでもなく悪いわけでもありません。野菜にはそれぞれ育つのに適した温度というものが少なからず存在します。
ですので梅雨とはいえ、温度があっているものもあり、もしかすると良い影響を受けているものもあるのかもしれないというのが事実です。多くの野菜が高騰する中でも安い価格、安い野菜を購入するべきだといえるでしょう。
今回は梅雨の影響で野菜価格が変動している話をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。食卓にも飲食店にも梅雨は影響します。その都度適切な野菜価格を比較し、より安い野菜を購入することが店の利益につながるといえるのではないでしょうか。
最後まで読んでくださってありがとうございました。