健康志向の高まりからライスを食べない客が増えている!?大手ステーキチェーンの狙いとは?

皆さんは大手ステーキチェーンというと何を想像するでしょうか?ステーキの宮や出店が相次ぐ「いきなりステーキ」などといえば誰もが知るステーキ店だといえる。こうしたステーキ店の出店が相次いだのは、やはり日本人が魚中心の食事から肉中心といういわゆる魚離れが進んでいる背景がある。

 

肉といえば太るイメージを持たれてきたが、実際のところは肉は太る要因には直接なりにくい。むしろ炭水化物、糖質といったものが太る要因とされ、現在では飲食店でもご飯を食べないという顧客が増えているのが現状といえるだろう。

 

その中で、ご存知の方もいるだろうが、「ブロンコビリー」というステーキチェーンがある。こちらは、業界でいち早くウルグアイからの輸入が解禁になった牛肉を取り入れたということで最近話題になったステーキチェーン店だ。ウルグアイ産の牛肉は赤身で罪悪感のない脂身の少ないヘルシーなお肉が特徴であるのにも関わらず安く仕入れることができるため、他のオーストラリア産などと比べると500円ほど安い。

 

当然、こうしたウルグアイ産牛肉は徐々に顧客に受け入れられてはいるのだが、ブロンコビリーが顧客を獲得している理由の中には野菜の存在もかかせないといえる。ブロンコビリーの特徴とはサラダバーだ。同じくライバルであるいきなりステーキなどでは野菜よりも肉中心と考えているために野菜にスポットライトをあてているステーキ店は珍しい。

 

この新鮮なサラダバーはランチの際にステーキやハンバーグにご飯と共につくのが基本で顧客は好きなだけ野菜を食べることができる。小売店などで野菜が高いといわれている今、外食でたくさんの野菜が食べられるというのは魅力的だといえるだろう。

 

しかし、ただサラダバーを出すだけならば、他にもやっているところは腐るほどあるといえる。このブロンコビリーの凄さはステーキもハンバーグも必要とせず。且つご飯までも抜いたサラダバーの単品のみを販売しているところにある。

 

このサラダバーの値段は432円で実際問題サラダバーのみを注文するお客もいる。本来ならばステーキを食べにきているであろうという常識からはずれ、サラダバーのみを食べにくる健康志向の顧客の獲得すらも目指しているところに凄みを感じる。

 

また、ご飯を食べずに肉と野菜だけを食べたいという顧客のニーズにもこたえているところは素晴らしい。こうした取り組みによって他との差別化をはかり、ステーキ店として生き残りをかけている点は見習うべきといえるだろう。

 

今回はブロンコビリーのサラダバーについてのお話をしましたが、いかがでしたでしょうか。肉需要と同時に健康志向を考えてメニューを作ったりすることは今後の外食産業にとって重要な課題といえます。こうした部分に一石を投じるであろうブロンコビリーには今後とも期待したいですね。最後まで読んでくださってありがとうございました。