タピオカは近年女性を中心として人気があり、ミルクティーなどのドリンクやスイーツなどに使用されているのを度々見かけます。しかし、このタピオカというものが何であるかということをご存知の方は意外と多くはありません。
「タピオカはタピオカでしょ」という声が聞こえてきそうですが、原料にはとある野菜が使われています。あまり名前は聞いたことはないかもしれませんが、キャッサバという南米の野菜が使われているんです。
キャッサバは芋の一種で栽培のしやすい野菜なのですが、有毒な成分が含まれているというのが注意点になっています。キャッサバにはシアン化合物というものが含まれており、食用にするためには加工しなければなりません。
輸入する際には毒抜きを行った状態でなければ輸入できないので私たちが口にするものに関しては安全であるので安心してください。さらにここからキャッサバの根茎からでんぷんを抜き取り水で溶いて加熱し粒状態にして乾かすことでタピオカになります。
タピオカは癖になる食感などをしていることも人気の理由のひとつですが、健康ブームと密接な関係があるといっても過言ではありません。タピオカに多く含まれる栄養素はミネラルでカリウム、カルシウム、マグネシウム、リンなどが多く含まれています。
また、フラペチーノなどといったものから若者が離れてしまったことやインスタグラムなどが流行したために見た目からしてオシャレであるタピオカドリンクが流行ったともいえます。こうした観点でみるといわゆるインスタ映えを意識したメニュー作りがいかに大事かはわかりますよね。
それからタピオカティーの場合はお茶や黒糖といった和のテイストが含まれているためにそもそも日本人が好きな味になっているというのも定着した理由にあげられます。食の歴史をさかのぼると多くの食が欧米化してきた後、結局は健康ブームや日本食といった部分が若者にも見直されました。
行きつく先は日本人が古くから口にしてきたというところになるのではないでしょうか。そういった意味ではタピオカティーの存在はイメージは海外のようなオシャレな雰囲気を持ちつつ、日本らしさを追求した結果といえます。
今後もしばらくはタピオカブームは続くとは思いますが、どのようなメニューが登場するか楽しみですね。飲食店を経営している皆さんもこうしたメニューを考案してみるのも良いでしょう。最後まで読んでくださってありがとうございました。