皆さんは生産者の受け取り価格がいくらなのか気になったことはありませんか?そもそも野菜を売っている農家(生産者)は誰にどの程度売ってということは一般的にはあまり知られていません。
そこで今回は生産者がどこでどの程度利益を得ているかなどという部分にフォーカスしていこうと思います!是非とも最後まで読んでくださいね。
先ず、生産者の青果物全体の出荷先別販売金額の割合は、皆さんもご存知の農協などといった体などが71%を占めています。この他にポピュラーな方法としては卸売市場などといった集出荷先団体があげられます。
卸売市場に関しては11.8%を占めるといわれているので合わせると84%ほどあります。生産者は大体このあたりで出荷しているのですが、残りは直接販売したり、外食産業などに多く販売したり、小売業や食品製造業などに使われています。
とある調査では青果物16品目の小売価格に占める生産者の受け取り価格と流通経費の割合を試算し、結果的に生産者受け取り価格は47.5%となり流通経費は52.5%となりました。
ちなみに同じ調査で生産者が集出荷団体に販売した価格を基に生産者の出荷先別の生産者受取価格と流通経費の割合を試算すると消費者に直接販売した場合の生産者受取価格は小売価格に占める割合の80.1%、小売業に販売した場合は小売価格に占める割合は77.5だそうです。
つまりは生産者はわずかながら直接消費者に販売したほうが受け取れる価格は多いのですが、個人で販売まで行っている生産者は意外と少なく大半は小売業などに卸します。これは販売にもリスクがつきものという点からです。
今回は生産者の受取額という部分にフォーカスしてきましたが、いかがでしたでしょうか?野菜の価格を抑えるにはこうした生産者との関係を築き直接購入するというのもありかもしれません。最後までよんでくださってありがとうございました。