国産野菜と中国産野菜の違いについて

皆さんは、国産野菜と中国産の野菜を比べた時にどちらのほうが良いと思いますか?この質問をされれば多くの日本人は恐らく国産野菜の方が良いと答えるのではないでしょうか?しかし、なぜ国産野菜といいきれるのかその理由についてはバラバラです。そこで今回は国産野菜と中国産野菜の違いについて考察していきます。

 

先ず、野菜にとって一番重要なのは栄養価ではないでしょうか。国産野菜と比べて中国産野菜は栄養価が低いというように見られがちです。しかし、この点についてよくよく調べてみると実はあまり栄養価に大きな差はないようです。

 

栄養価に差が無いのであれば、中国産野菜は本来は嫌われる必要はないとは思うのですが、中国産野菜を嫌っている人からすると恐らく気にしているのは「農薬」の部分になります。中国産野菜では栽培の際に日本では禁止されている農薬が使われている場合があるのです。

 

日本では安全性の問題から危険と思われる農薬を使わないという方向性ではいるものの、中国では、一部日本で禁止されている農薬を使って野菜を栽培しているという農家も少なくはありません。実はこれには中国の国土や人口が大きく影響しています。

 

人口が多い中国は、日本より遥かに多くの農作物を栽培しています。大量の野菜を出荷するためには大量の農薬を使わなければ安定供給することが不可能になってしまうのです。それならば中国産の野菜は農薬を使っていて危険なのかということが疑問となります。

 

近年、実は中国産の野菜の品質は向上しています。それは日本をはじめとして海外に農作物を輸出する傾向にあるからです。輸出においては安全性の低いものを輸出してしまうと問題になるので最善の注意が払われております。中国人の意識も変わってきているんです。

 

ただ、輸入品の野菜はスーパーなどの小売店の店頭に並ぶことは先ずあり得ません。というのも輸入コストや傷みやすいといった特徴があるのでスーパーなどで顧客に販売するというのには不向きだからです。

 

一方、野菜高騰などのあおりをうけ、外食産業では輸入野菜を使う店も増えています。先程も紹介した通り栄養価には大した差はないですし、特にキャベツやレタス、白菜などの葉物は国産に比べると7分の1~10分の1程度の価格で取引されることも多いので外食産業にはもってこいなんです。

 

しかも、近年は外食産業でもカット野菜の需要が高まっているので、カット野菜であれば国産のものよりも業務用に中国産のものを輸入した方が安上がりなので売り上げにダイレクトに響いてくるということになるんですよね。

 

結論として、国産と中国産野菜にはたいした差はなく、大量仕入れなのでコストを安く済ませることができる。ですので、もし興味がある方は輸入を検討してみてはいかがでしょうか?

 

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