10%のアリは働かない

アリの集団では、10%のアリが働かずに何もしないというデータがあるそうです。

その10%のアリは他のアリが攻撃してきた時など、有事に備えているとか。

この法則は人間社会でも有効と思います。

例えば、ある会社で、すべての従業員が朝から晩までみっちりスケジュールが入って、忙しく働いていた場合、この組織は不足の事態に対応できません。

突発的なクレームが発生したり、新規のオーダーの話があっても十分な対応ができず、徐々に組織としての機能を失っていくでしょう。

常にある程度のバッファーを持っていないといざというときの対応ができません。

それが10%ということなのでしょうか。

個人でも常に忙しい人がいますが、その様な人はクレームの対応が遅く、新規のオーダーの話をしても常に機を逃しています。

朝から晩まで一生懸命働いているのに、一向に売上、利益が上がらないというのは、まさしくこのケースで、適度なバッファーがないからだと思います。

日頃は定時に帰宅するが、いざという時は徹夜でも対応する、というような順応性を持つことが重要と思います。